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院長の日記

2001.10.09   目標は宮本武蔵?

  医者の修行は他の業種と非常に比較しにくい部分があります。他の業種ではほとんどが「練習」という言葉を使えます。しかし、医者やパイロットは「練習として行う」と言うニュアンスが通用しないからです。

  どんな医者でも「初めての手術」は存在します。しかし、たとえ初めてでも本番には違いないのです。

  戦国時代までの剣術の修行者は真剣を使用していました。ですから負ければ死ぬのです。次はありません。

  時代が進んで江戸時代では戦が無くなり、竹刀というものが使われるようになりました。竹刀であれば負けても死にません。

  手術は真剣勝負と思います。負けたら死ぬくらいの気持ちでしないと上手にはならないでしょう。何をもって勝ちにするかは、その人の基準によるのでしょうが、「納得のいく治療であること」は一つの基準でしょう。

  また、私は「ある手術を何百、何千例と行なった」事と「その手術がうまい」と言うこととは大体一致するのでしょうが、そうとも言えない部分も存在すると思っています。
その理由は、手術を真剣勝負と考えているか、竹刀の勝負と考えているかという医者本人の考え方と、手術のセンスも「手術のうまさ」に影響すると考えているからです。

  手術のセンスの良さは回数に関係なく存在します。このセンスの良し悪しも「うで」に影響を与えています。

投稿者 横浜FCクリニック形成外科 (19:07) | PermaLink
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