横浜FCクリニック形成外科

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院長の日記

2001.11.27   ニキビを簡単に治せたらノーベル賞?

以前「水虫を治せたらノーベル賞」と言われていましたが、今では水虫は治せる病気です。

水虫に比べてニキビはなかなか治すことが難しいと思います。ニキビは皮脂腺の炎症ですが、これを引き起こす原因は、疲労やストレスなど体調を狂わすものや、食事、内科的な疾患など、たくさんあるのです。またニキビの炎症も、様々な経過がありますから、なかなかマニュアル通りにはいきません。

ニキビ治療は当クリニックで行っている諸治療の中でももっとも難しい部類に入ります。言葉では「ニキビ」というたった3文字だけのことなのですが、治療に関しては非常に奥が深いのです。治療法も、色々な手段を用意しておかなければなりません。

「これをしたらニキビが治せる」などの広告も時々目にしますが、私は疑問に感じています。ニキビは、細かい事を言えば10人いれば10通りの治療法があります。一人一人のニキビは経過や症状が微妙に違うのです。今のところ一つの方法でニキビが治せるとは思えません。ケミカルピーリング、マイクロクリスタルピーリング、ロングパルス・ヤグ、CO2レーザー、外用、内服など色々な方法を組み合わせて行います。
一つの方法でニキビが簡単に治せたら、ノーベル賞ものだと思います。

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2001.11.22   非合理性のススメ?

ある漫才コンビの会話で、
(座布団を指一本の上でくるくる回しながら、)
「この芸は俺にしかできん。」
「難しいからか?」
「あほらしいからや。」

上のセリフは何故か大好きです。(ただそれだけなのです)

話はちょっと違いますが、私は、カウンセリングから施術、アフターケアまで自分で行う方針で行っています。
一部の施術は、他の方にお願いしているものもありますが、基本的にはこの精神で行っています。
まあ内容的にもそれほど種類が多いわけではないし、また依頼できるゆとりがないのも事実です。

現在のやり方では、一人一人の方の治療に時間が必要なわけで、一日に診療できる人数も限界があります。他の経営者から見れば、かなり効率の悪い運営と言われるだろうと思います。ピーリングやレーザー脱毛などは、助手や看護婦の仕事と考えておられる先生なら、特にそうでしょう。

そういう先生方から見れば、私はアホに見えるとは思いますが、今後もこのスタンスでやっていく予定です。私はピーリングもレーザー脱毛も医療だから医師がするのが良いと思います。

効率が悪いからといって、否定するのではなく、この効率の悪さも大目に見てくれる患者様のために、何とかやっていきたいと思います。

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2001.11.21  「ケロイド体質」という言葉の意味

本当のケロイドは、正常皮膚を越えて広がっていく傷跡のような盛り上がった病変です。
典型的な場合は、胸にできた小さなポツッとした発赤が徐々に大きく広がっていき、胸の中央にある場合は、蝶が羽根を広げたような形になったりします。
肩もできやすい部位の一つです。

これらのケロイドができる方を「ケロイド体質」と俗に呼んでいます。
しかし、一般には上記のケロイドではない場合も含めています。
たとえば、手術の傷跡が盛り上がっている場合は、本当は肥厚性瘢痕と呼ばれる普通の傷跡の盛り上がった状態です。ケロイドではないので正常皮膚に広がりません。肥厚性瘢痕の中には、ケロイドと鑑別しにくい場合もあります。

ところが実際には、術後の傷跡が盛り上がっているというだけで、患者様に「あなたはケロイド体質です。」と医師が説明しているケースもあります。中には術前に「あなたはケロイド体質ではないでしょう。」と言っておきながら、術後に傷跡が肥厚性瘢痕になっていると前言をひるがえして「あなたはケロイド体質だったのですね。」という先生もいます。それでは、ケロイドの治療をするかというと、何もしない場合が多いのです。

私のクリニックに受診された方々の中には、以前別の病院で「ケロイド体質」と言われたという方も少なくありません。ただ、そう言われた方々の中には、私から見ればケロイド体質ではないのでは、と思うような方もおられます。あえて極端な言い方をすれば、その先生の皮膚縫合の技術に問題があるのではないか、と思えるケースもあります。

傷跡の問題は、形成外科にとって非常に大きな問題です。私は大学での形成外科研修医時代に教授からこういわれたことがあります。「他の科では皮膚の下の臓器の手術が終われば、もう治療は終わったと思う先生もいる。だから皮膚縫合は若い先生にさせたりする。しかし形成外科はここから治療が始まる。」

他の科と形成外科がちょっと違う事の一つに、「結果がすぐ見える」という事があります。傷跡はご本人を含め誰でもみれます。シビアーに結果が見られる中で治療を行うという事に形成外科の厳しさがあります。また美容外科は形成外科の一分野です。究極に小さい傷跡の治療と同じと考えています。


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2001.11.19  「ばっかじゃの~」、「ぼけちゆうがよ」

今回は好きな言葉についてです。

私は兵庫県神戸の出身ですが、大学は岡山にあったので、卒業後医者になってもすべて西日本での勤務でした。
結構色々なところへ行きました。岡山市内の病院から始まって県北の総社市、高知市、倉敷市、兵庫県姫路市、広島県福山市など多方面に行きました。同じ地域でも病院が変わったり、大学院へ行ったりしたので引っ越しの数はかなりなものでした。

これらは大学の医局の方針で決まりますが、一般の会社でいう支店勤務の移動と同じ感じでしょう。

色々なところへ行きましたが、その地方の方言で好きな言葉がいろいろあります。何をしているのかを聞くときに岡山弁では「なにょ~しょーんなら」と言ったりします。自分の馬鹿さをかみしめるときには岡山の「ばっかじゃの~」や、土佐弁の「ぼけちゆうがよ」が好きで今でもぼそっと言っています。

好きな言葉というわけではありませんが、最近よく耳にする言葉に「○○○○○じゃないですか。」があります。疑問文ではなく、相手に確認や同意を求めるときに使われているようです。それから語尾上げ。私は、これらの言葉は使わないようにしています。別に明確な理由はありませんが、ただ何となく使いたくないのです。

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2001.11.17  「美しい表紙の本は、中身を読みたくなる」

世の中には星の数ほどと言ってよいくらい美容クリニックの広告があります。
その中身は、ちょっと興味のある方なら行こうかなと思ってしまうようなキャッチフレーズです。そして実際に行かれて感じたクリニックの印象はどうなのでしょう。

当クリニックについて言えば、現在までに来られた方々全員に満足していただけたかと言うと、正直そうではないと思います。私自身の技量の問題、限界も当然あると思います。その中で、イメージダウンにならないようにするにはどうしたらよいかを考え、私は今までの経験、教訓から今のやり方を続けています。

できるだけ等身大の治療をする事です。治療はすべて良いことだけでなく、治療を受ける方にとって辛抱を要することもあります。それもすべて説明した上で治療方針を決めていくことです。遠慮して言わなければ、後で大変になります。たとえばレーザー治療は魔法ではありません。現実的な光エネルギーです。その光エネルギーで可能な治療も限られていますし、アフターケアも必要です。

昔見た「巴里のアメリカ人」というミュージカル映画の中で、主人公が「美しい表紙の本は、中身を読みたくなる」というセリフを言います。中身を見てすぐに閉じたくなるような本にならないように、がんばりたいと思います。

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2001.11.17  掲示板が新しくなってしまいました

サーバー移行の際に、掲示板の内容が消えてしまいました。ガーン・・・・・
結構ショックです。
しかしまた新しくどんどん書きますので、宜しくお願いします。

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2001.11.12  マイクロクリスタルピーリングの意外な効果

マイクロクリスタルピーリングはいわゆるピーリングの一種ですから、当然角層を薄くします。そして代謝を良くして肌を滑らかにしていく方法です。ですからこのピーリングを行っている間は当然紫外線に注意する必要があります。

ところが、意外な結果を示す事がありました。ゴルフが大好きで月に1~2回はいかれるという女性の方が、今年の春頃に当院でのマイクロクリスタルピーリングを始められました。マイクロクリスタルピーリングを始める以前は、症状として日光性皮膚炎がひどく広範囲に色素沈着があり、ゴルフに行った日の夜は非常に痒かったとのことでした。

顔の炎症と色素沈着の治療目的でマイクロを行ったのですが、数回行った頃、この夏にも例年のようにゴルフに行かれたそうです。治療をしていない腕はしっかりと日に焼けているのですが、顔は今年は赤くならず、痒くもなかったとのことでした。日焼け止めクリームはいつもと同じだったのに、今年は非常に調子が良かったとのことで、ピーリング後の紫外線の影響を考えると、意外な結果となったのです。

後から考えてみると、マイクロクリスタルピーリングを行った事で、皮膚の代謝が良くなり皮下のコラーゲンなどの修復が行われたからではないかと思っています。ピーリング後の皮膚は必ずしも紫外線に弱いというわけではないと思うようになりました。

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2001.11.11  意欲と見えない壁

私は、初めて来られた患者様と対面しました時、その方の訴えを聞くと同時に、その方の良くしたいと思うエネルギーというか意欲というものを感じ取ろうとします。
これは、見るというより見えるといった感じですが、その方全体の雰囲気の中に出てきます。
そして、割に多くの方が「意欲」とともに「見えない壁」も持ってこられます。美容外科に初めて来られたという方に多いと思います。この壁は、治療についての不安や値段についての不安も含まれています。そういう意味では当然かもしれません。
その壁を少しずつ溶かしていかないと良い治療はできないので、壁を薄くできるようにできるだけ説明をします。その説明では、良いことだけを言うのではなく、たとえば「かさぶた」がどれくらいできるなどの辛抱を必要とする事についても話します。いわゆる等身大の治療方針です。また希望、要望もできるだけ具体的に聞きます。

この方針が現時点での、今までの苦い経験も含めての集大成です。旅人のコートを取ろうとした北風と太陽のやりとりを思い出します。まだ私も太陽を目標に、よりよいカウンセリングを求め続けている途中ですが、まだまだ太陽にはなれません。せいぜいストーブくらいです。

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2001.11.10   どんな感じにしたいのですか?

 最近テレビで美容手術をした方をテーマにした番組が増えている様に思います。
テレビ番組の場合、一般に受けが良いようにするため、美容手術を受ける方の手術を受ける理由がかなり劇的であったり派手なケースが好まれていると思いますが、一番驚くのはかなりご自分の顔を変えていることです。
ゲストの方々が「うわー」とか「ほー」とか感嘆符しか出てこない様なコメントになってしまう程の変貌です。これらのケースはこれで構わないのでしょう。ご自身がテレビで映されても構わないと納得の上で出ておられるのですから。

 しかし、同じ美容手術を受ける方々でも、普通クリニックに来られる場合はおそらく違うと思います。ピアスやシミ治療、レーザー脱毛などは友達に言ったという方はおられますが、美容手術では人に知られたくないという方がほとんどです。
表題の言葉は、二重まぶた希望で来られた方々に、私がいつもしている質問です。
二重まぶた希望で来られる方は、多くの場合「自然な感じで」と言われます。つまり自分の顔を極端には変えたくないのです。中には大きく変えたい方もおられるのでしょうが、やはり周囲の目が気になってできないという場合もあるでしょう。

私は基本的に、その方の顔の特徴の延長線上で変えたいと思っています。さりげなくいい感じにしたいというのと同じです。11/2に医療と飲食業を比較しましたが、今回の美容手術に関する考え方をたとえるなら、テレビで見せている大きく変貌させる手術はいわば、珍しい食材を買ってきて珍しい料理を作るような感じでしょう。それは大変おいしいと思いますが、いつもとは違う味です。それに対し、私は日頃から冷蔵庫の中にあるものを使っておいしい料理を作りたいという考えと同じです。

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2001.11.09  2時間半、電車の中で立っていました。

 先日、朝の通勤で電車が大幅に遅れてしまいました。11時になってもまだ石川町駅なのでそこからタクシーでクリニックに来ました。
かなり遅れてしまいましたが、何とか診療を行なうことができました。車内での車掌のアナウンスによると、人身事故が起きたそうですが、その後停車中の電車から数人の人が線路に降りたため安全確保の理由で停車していました。これで多くの人がさらに電車内に足止めをされてしまいました。

 どうしても急ぎたい気持ちは分かりますが、みんなそうなのです。「自分だけが・・」という気持ちで行動することによって、周りの人たちに迷惑がかかることになるかもしれないと考えられないのでしょうか。色々と考えさせられました。

それにしても携帯電話は便利ですね。周りの方々も携帯電話で出勤先に連絡していました。今までなら、みんなに心配をかけていたでしょう。

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2001.11.05  リターンマッチ?

私も医者になって来年で丸20年になります。
医療を通して色々な経験をしてきましたので、心の奥にはトラウマというほどではないにしても心残りな事や悔しい事はは結構あります。
それは、当時の私にとって治療が困難なものであったり、治療が思うようにならなかったケースの事です。
その後、医学も私も進歩しましたから、同じような悩みの方が来られても今なら治療できるというケースも増えてきました。
たとえば、顔のアザの治療はかなり以前は皮膚移植をしていました。皮膚移植はどうしても顔に傷跡が残ります。今ではレーザー治療でほとんど傷跡もなく治療できます。美容手術でも、たとえばフェースリフトの切開線の位置やデザインなどの改良はどんどんされています。

このように治療法が進歩した分野のものは、できることならリターンマッチしたいという気持ちがあります。まだ解決法のないケースでも、治療内容ではなく私自身にも経験から得た進歩がありますので、やはりリターンマッチができればいいなと思っています。

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2001.11.02  医者の種類について

 当たり前の事ですが、世の中には色々なタイプの医者がいます。
 人間的性格による分類はもちろんのこと、役職による違いもあります。大学病院の勤務医、教授、助教授、講師の他、開業医、直接臨床には接しない基礎医学者、医学的な仕事ではなく役所や保健所などの仕事をされている方々など多くの分野が存在します。

 その中で、大病院に勤務する臨床医と大学で研究する医師と開業医との違いを考えてみました。私の個人的な表現として、医療を料理に当てはめてみるとそれぞれの医者の立場が何となくわかってきます。

 大病院に勤務する医者は有名レストランのシェフという感じです。研究する医師はもちろん料理研究の先生か、栄養学の先生でしょう。では開業医は何に該当するのでしょう。クリニックの規模にもよりますが、私のクリニックレベルなら、料理の品がたくさんあったり、珍しい料理をつくる店ではなく、たとえばラーメンといった限定された料理を作る店かなと思います。私も「行列のできるこだわりの名店」の様な店になるよう努力していきたい?と思います。しかし、行列といっても単に長時間待たせるというのとは違います。
その辺ではその店しかないから、とか名前を聞いたことがあるから、といった理由で客が来るのではなく、非常においしいという理由で行列ができる店は、ある意味で私の目標の一つです。

 医療と飲食業を合わせて考えるのは非常に変かもしれませんが、どちらも保健所へ申請しなければいけませんし、ライセンスが必要という点は似ています?

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2001.11.01  お知らせ

ホームページの内容を少しずつ追加しています。値段や説明の補足など、よりわかりやすくなるように努めました。ご興味のあるところはまた見てください。

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