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院長の日記

2002.04.12  認定医であること

ふと認定医であることの意味を考えてしまいました。
私の認定医といっているのは「日本形成外科学会認定医」です。認定医は、その学会に一定期間以上入会しており、一定以上の修練を行い、一定以上の技量を持っていると認められた医師に与えられるものです。

形成外科の認定医は、取得するために色々な条件があります。一定以上の年数の治療経験以外に形成外科領域全般に渡る手術経験が要求され、一つ一つどのような手術をして、どのような経過であったかを規定の用紙に書いていきます。自分が執刀又は助手についた手術が60件、自分が執刀した手術を10件まとめます。その時に色々な分野の手術をバランス良く選ぶ事が必要です。
そのリスト作りは結構大変でした。大学病院など形成外科の医局が多い地域では、手術件数が集まりにくいという話も聞きました。幸い私の所属していた大学では広範囲の治療を数多く経験することができたので、件数不足で困ることはありませんでした。また、筆記試験もあったので、たくさんの問題を勉強したことで、知識の再確認をすることができました。

今年で認定医を取得してから9年になりますが、そこまで苦労して取得した認定医の効果が現在も出ているかというと、ちょっと考えてしまいます。
認定医でも治療に難渋するときはするし、逆に認定医のライセンスを持っていない医師でもすばらしい技術を持っているかもしれません。
開業医である私の日常診療に直接役立っている技術・知識はその中の僅かです。
では全然役に立っていないかというと、そういうわけでもありません。結局認定医を取得するための苦労もすべて私の意識下に存在しているのだと思います。
しかしこの貯金を充てにしていたのではいけません。修行は今でも続いています。修証一如、日々是道場ということです。今では技術的なことはもちろん人間性も試されていると感じます。

投稿者 横浜FCクリニック形成外科 (15:57) | PermaLink
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