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院長の日記

2003.07.26  コメントは難しい パート2

前回の続きになりますが、こういうことがありました。
他のサイトの掲示板で、埋没法の糸の抜糸について、たぶんどこかの先生でしょうが、皮膚側から行う埋没法でも5ミリくらいの切開が必要だとコメントしてあったのです。

これが本当だとすると、外来で簡単に、というわけにはいかなくなります。
しかし私は埋没法の抜糸でも、1~2ミリの針穴から行っています。
ではその先生が嘘を言っているのでしょうか。たぶん、その先生も自分の経験から言われているのでしょう。ですから嘘を言ったのではないと思います。

ただ、そのコメントを見た人が、「どこのクリニックの経皮的埋没法でも、抜糸するときには大きい切開がいるのだな」と思ってしまうかもしれません。一寸残念です。

このことから何か得る教訓はないでしょうか。

自分の経験から得る知識が統べてではありません。
むしろそのような知識は極少量で、自分の知り得ない事実の方が膨大であり自分の知識を遙かに超えています。
ですから「私の経験では~だ」とか「~なる可能性が高いのです」、「副作用は・・・・・がありますが、頻度は~%で、実際には非常に少ないと言えます」などのように断定的な表現を極力使わないようにするべきだと思います。
時には煮え切らないような表現があるかもしれません。しかし、どこかの政治家のように「レイプする奴は元気があっていい」などのようなむちゃくちゃなコメントはしたくないのです。
多くの方が見ているのですから、色々と言葉を選び考え、細かい配慮をしながらコメントをする必要があります。
私もまだまだ完全ではありませんが、コメントをする側の立場として、出来るだけ誤解は避けたいと思います。

「独断的なコメントが出来る人は元気があっていい?」のかもしれませんが、私はしないように努力します。

投稿者 横浜FCクリニック形成外科 (15:09) | PermaLink
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