横浜FCクリニック形成外科

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院長の日記

2003.09.30  「まじめ」と「いい加減」の違い

気軽な友達同士の場合、別れ際に「また飲みに行こな」」ということがあります。
この言葉はそのまま受け取ると、また飲みに行く話なのだから、日時や場所を確認しないといけません。
しかしこの言葉の本当の意味は、「じゃあね」なのです。

この違いは分かりにくいかもしれませんが存在するのです。小学生にはわからないでしょうね。もっとも飲みには行かないでしょうけど。
おそらく、この様な裏の意味が本意になる言葉が一番多いのは政治の世界ではないかと思っています。

題名の意味ですが、昔私の知人が、関西に転勤になったときに、この言葉に翻弄されたというエピソードを思い出したことと、「いい加減」というのは「でたらめ」という意味ではなく「良い加減」、その時によって適当な意味に取ることを言ったものです。その知人は本当にまじめでいい人なんです。

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2003.09.29  経験するまでの苦労

前回の続きの内容ですが、問題の医師たちは症例を増やしたかったというのが動機だったそうです。
いわゆる権威的な地位や名声がほしかったのでしょうか。そういう気持ちも分からないではありませんが、余りにも焦りすぎだったと思います。

このことを新聞で読んだときに、以前関東の大学出身者に聞いた話なのですが、医学部が多いため分散してしまいなかなか症例が集まらないといっていたことを思い出しました。

経験が少ないと当然のごとく困りますし、具体的には形成外科やそれ以外の学会でも制定している、いわゆる「認定医」「専門医」のライセンスを取得するときにも、苦労します。

形成外科では、色々な項目をあげて各項目に該当する手術について、決められた件数分書き出さないといけませんし、10例は自分で執刀した手術を供覧して、質問される先生(各大学の教授です)の口頭試問を受けなくてはなりません。
私は岡山、広島など地方で研修したので、幸いにもまんべんなく学ぶことができました。
また、多くの腕のいい先生について学べたことも幸運だったと思います。

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2003.09.27  101回目の手術

先日新聞を見て驚いたのは、病院での手術による死亡事故の記事のことでした。
3人の医師が手術をしたのですが、一人が助手に1回ついただけで、二人は見たことがないというレベルで手術に挑んでいたのです。
全く無茶としか言いようがありません。

医者は卒業後医師免許があるため、名目上は10年仕事をしている医師と同じく「医師、先生」などと呼ばれることになるのですが、技術的には月とすっぽん、ピンキリの差があるわけです。そして浅いキャリアであるにもかかわらず、社会的にある程度認められた地位についてしまい、「先生」と呼ばれるものだから、どうしても勘違いしてしまう医者もいるのです。そして、上司である先生の「技術」を見ずに、「尊大な態度」を学んでしまう医者もいると思います。落語でも「者のつく商売、つまり医者、役者、芸者、易者は態度がでかい」と言われています。

また、医者も人間ですから、いろんな医師がいます。
性格的に医師向きな人もおられれば、そうでない?人もいると思います。
また、どんな哲学を持っているかも大きな要素です。技術云々を問う前に、人間性がすごく大切です。どういう理由、目的で医者になったか、です。

外科系の医師が手術を覚えるためには、やはり見ることと、自分で手術を行うことが不可欠です。手術の介助に付くといっても、そこでも術者の技術によって、すばらしい手術を見ることができるのか、???な手術を見ることになるのかでも、その医師の運命が分かれることになっていきます。

また、何回手術を見れば自分でできるようになるか、ということも一概には言えません。何回見ても自分ではできないという医師もいるかもしれませんし、数回見れば理解できるくらいの実力を持った医師もおられると思います。もちろんそれくらいのレベルに達するには、解剖やかなりの勉強、努力が必要ですが、私は生来持っているその人のセンスもかなり影響すると思っています。そして、宮本武蔵ではなくとも自分のその時点での技術レベルを把握することが重要です。

今回の事故では、関係した医師たちは、自分の技術を高いのだと思い違いをして、かつ手術を甘く見ていたのでしょうか。ブラックジャックのマンガや昔のテレビドラマ「振り返れば奴がいる(だったと思います)」などでは、初めての経験に近い医者がその場で指示してもらいながら手術を行い成功するというストーリーもありましたが、これは非現実的な物語なのです。

最近の掲示板で、私がその手術を得意にしているのかどうかと聞かれることがあるのですが、正直言って私としては言いにくい回答です。
「得意です」と言うと、タカビーであるとか、自信過剰のように聞こえそうで私自身がいやなのです。反対に、「得意ではありません」というと、遠慮しているのか、謙遜しているのか、本当に自信がないのか色々な受け取り方がでてきます。
アメリカ人などの外国の人は、自信を持って意思表示ができるのでしょうけど、この感覚は、私の中の日本人的な欠点なのでしょう。

別の聞き方として、「その手術を何例くらい経験されていますか」というのもあります。
残念ながら、この質問も、ある程度の参考にはなりますが、絶対的な決め手にはならないと思っています。なぜならその手術の結果や質が、この数字には入ってこないからです。確かに経験豊富ですばらしい手術をされる先生もおられますが、中には、1000例以上していても、ほとんどが二次修正を必要とする手術であるとすると、考え直さないといけませんし、100例の症例程度といっても全例すばらしい手術をされている方もおられると思うからです。
これは日頃からその手術についてどれくらい考えているかということと、先ほどいいました「センス」が関係していると思います。

どの医者に手術をしてもらうのがいいか?という一般の方々の重大な問題には、なかなかいい回答がでません。
何かいい目安になるものがあればいいのですが、非常に多くのケースがあるため、すぐには見つからないのです。
強いて目安にするならば、「相性」でしょうか。手術の技量はわからずとも相談しやすければ、対応できるはずです。

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2003.09.25  「慣れ」を甘く見てはいけません

私はラーメンが好きで、結構食べに行きます。
実は昨日、私の個人的な好みのベスト1といえる店に久しぶりに食べに行きました。その店はしょうゆ味、細麺であっさり味です。
ところが今回は、驚いたことにベスト1に値するほどおいしくは感じなかったのです。
その理由は、別の味に慣れていたからでした。
そのラーメン屋に行くことがちょっと面倒なため、家の近くのラーメン屋に行っていたのです。そこは太麺でかなりのこってり味です。
その店のラーメンの味に慣れてしまっていたのでした。濃い味に慣れてしまっていたので、あっさり味が物足りなく感じてしまっていたようです。

今回の味覚のギャップで感じたことは、人それぞれの好み、嗜好は、その人の環境や習慣がかなり影響しているということでした。

まあ、どちらにしても今までのベスト1のお店にはこれからも行くつもりです。チャーシューがおいしいので。

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2003.09.16  喜び方は国際レベル

9月15日に、阪神タイガースが18年ぶりの優勝を決めました。
18年間の溜まった気持ちが一気に吐き出されたようで、大変な喜びようでした。
道頓堀などのシーンを見て、ふと思い出したのが、サッカーのワールドカップで優勝したブラジルの国民たちの喜んでいるシーンです。
さすが関西人の喜び方は国際レベルです。

先日、私の誕生日を迎え、○○歳になりました。
私自身は何にも変わらないのですが、精神的にはますます若くなるように目指します。
とりあえずガキのようなオヤジ(深い意味はありません。)です。

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2003.09.13  行楽シーズン

秋の行楽シーズンが始まりました。明日から二連休ですから(土曜が休みなところは三連休だったんですね)、楽しみにされているご家族も多いことと思います。夏よりも夏らしい今日この頃ですが、アウトドアの行楽地に行かれる皆様は、紫外線に注意してください。

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2003.09.10  今ハマッている本

今までにも自分に影響を与えた本は数多くありますが、今面白いというか、とっても勉強になった本が2冊ありますので、ご紹介します。

まず1冊目は「生きがいの真実」 飯田史彦著、PHP研究所発行 です。
飯田史彦先生については、以前にこの日記に書かせてもらいました(H13年6月20日の日記です)。
他にも飯田先生の書かれた本の中でいい本はたくさんあるのですが、この「生きがいの真実」と「生きがいの創造」が好きです。これからの人生を前向きに生きていく手段として、やりがいの出てくる考え方の一つになります。

それから最近読んでいる本ですが、「宇宙の存在に癒される生き方」 天野仁著、徳間書店発行 という本は大変面白く読ませていただきました。
天野先生は本職が物理学者で、なんとあのノーベル物理学賞を取られた湯川秀樹博士のお弟子さんとのことです。
この本には、テレパシーやサイコキネシスなどの超常現象や、オーラ、動物・植物にも心があること、風水、偶然の一致、あの世のこと、幽体離脱などについても書かれており、興味のない方からみると馬鹿げているかもしれませんが、これらのことを物理学の最新の素粒子学から肯定的に説明をされているのです。

この2冊は、私の現在の「真理」として、私の生き方に多大な影響を与えています。
万人向きとまでは言いませんが、精神世界に少しでも興味のある方は、「生きがいの創造」や「生きがいの真実」は読まれても損はないと思っています。宗教性はありませんし、一つの考え方と思えばいいことです。

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2003.09.08  カウンセリングの重要性

美容手術の場合は、カウンセリングが非常に大切です。
当たり前のことなのですが、これには色々な意味が含まれています。

まずは、どうしたいのかという希望を把握することになります。
たとえば「二重にしたい」という場合だったとします。
次に、具体的な希望があるのかどうかを聞きます。平行型なのか末広がり型なのか、幅はどれくらいを希望されているのか、などいろいろあります。
まだ漠然としている場合は、色々と比べてみることから始めなければなりませんし、さらに明確にしていく必要があります。
逆にあまりに細かい要望が多い場合は、ポイントをしぼる必要があります。
要するに私が治療を行うとして、そのイメージがすんなりと出てくる感じにしたいのです。

次に、その希望が当院でできる治療として可能かどうかです。
二重の場合は埋没法ができるのかどうか、切開法の必要性などを考えます。
二重以外の手術の場合も同様です。まずその方の皮膚組織の状態が良いのかどうか、それから可能だとすれば当院でできることかどうか。たとえば全身麻酔が必要な手術は当院ではできませんし、複数の医師がいないとできない手術もできません。それから私が自分の技量内のこととして、その手術をできるかどうか、も当然入ります。

治療可能と判断した場合に、今度はその治療内容を説明しなくてはなりません。
カウンセリングに来られる方の中には、かなり知識が豊富な方もおられます。またインターネットの掲示板などで情報やうわさ話を仕入れられている方もおられます。
適切な知識であれば問題ないし、むしろ説明も早くて済むのですが、時に不適切な情報を持っておられる方の場合は、逆にカウンセリングに時間がかかります。
このように手術内容と具体的な治療経過についての説明は、相談される方の知識量にも影響されます。
術後の経過の説明も当然重要です。
術後に腫れるとしても、何の説明もないと不安ですが、ある程度予測できることとして程度と期間が説明されているとかなりの安心材料になると思います。

そしてもう一つ大事なこととして、「相性」があります。たとえば当院に来られてもカウンセリングのあと、私というキャラクターそのものに拒絶反応もしくは嫌悪感がある場合は、手術は絶対にやめた方が無難と思います。術後経過もありますから長い目で私と接することになるかもしれないからです。
言い換えれば、最初のカウンセリングは、私という人間を見てもらうと言っても過言ではありません。

結局私の雰囲気全体が認められた結果、治療開始ということになるのです。
それくらい最終的には相性および信頼関係が重要と考えています。
私はいつも一生懸命にやっていますが、このキャラは変えられません。というか、変えたくありません。
複数のクリニックでカウンセリングを受けられている方の場合は、その中で一番納得できる、および信頼できるクリニックに決められれば良いのです。

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2003.09.05  設備投資も大変なのです

昨日、レーザーのメインテナンスがあったので業者の人と話をしました。
8月15日に現在の美容クリニックのレーザーなどの治療の変遷を書きましたが、ほぼ変わらない状況でした。
IPL(フォトフェイシャル)は色々な会社が製品を出しましたので、これからは値段がもっと安くなっていくでしょう。
施術を受けられる側から見れば望ましいことですが、フォトフェイシャルの器械を昨年くらいに購入したクリニックは大変だと思います。器械の納入価格は高いのに、施術料がかなり安くなっているので、ノルマが厳しくなるからです。
IPLの器械の中では、色々な工夫も出てきました。
フラッシュランプの光線だけでは弱いと考えた会社は、高周波を併用しています。これの評価はこれから出ることでしょう。

レーザーなどの医療用ハードをそろえることは大変です。タイミングもよく考えて購入しないと、時期によっては納入価格もかなり違ってくるからです。
そういう意味でも、これからのクリニックは、何の治療をメインにやっていくのかをはっきり打ち出していく必要があるでしょう。

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2003.09.01  中年男性のイメージについて

自分が小学生だった頃は、中学生がすごく大きく見えましたが、その後自分が中学生になった時には、「何だこんなものか」という感じでした。
さらには、中学生の時には高校生が、高校生の時には大学生が、というように、自分より年上の人が大きく見える感覚は、結局ずっと続いていきました。

今では子供の頃感じていた四十代の大人の存在感と、現在の自分の実感とにかなりのギャップを感じています。
私が感じている昭和30年代の頃の40代の大人のイメージでは、好きな歌は演歌であり、煙草の煙と白いワイシャツが似合うというものです。
子供から見れば頼もしい存在だったと思います。
「がむしゃら」や「頑固」という言葉が合いそうです。

しかし今は全然違う感じがしています。
私自身が、自分のことを「こんな中年もあり?」と思っているくらいですから。
我々の世代ではもう演歌の臭いがほとんどありません。
中学~高校の頃はフォークソング全盛でしたし、歌謡曲もあか抜けしていました。
今の中年男性では、かなりの方が煙草を吸いません(その分女性の喫煙家が目立っていますが)。
また、服装も多様化しています。
ホワイトカラーという言葉はありますが、色々な色のワイシャツがありますし?、髪の色まで多様化しています?。(余談ですが、昔は後ろから見て外国人だと思えば、まず間違いは無かったのですが、今はほとんどが日本人ですね (?_?) )
言葉でいえば「柔軟」や「臨機応変」というイメージです。

我々の世代がこれからの日本を引っ張って行くことになるのですが、私の周りの人間を見回しても、どうもそのような自覚を持っている人は、私を含めて少ないように思います。(^^;)
これからどういう日本になっていくのだろうと、ふと考えてしまいます。
少なくとも「昭和」からはどんどん離れていくのだと思います。

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