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院長の日記

2003.10.16  学会の問題点

先日も日本形成外科学会の基礎学術集会がありました。
形成外科学会では、春に臨床症例や臨床に直結した研究についての学会があり、秋にその基礎となる実験研究を主体にした学会があります。

以前は双方を合わせて年1回の学会にしていたのですが、発表数が膨大な数になってきたため1回の学会では消化しきれなくなったため、年2回になったのだそうです。
報告内容も形成外科の色々な分野から出題されており、非常に豪華な感じがします。

また、学会では器械展示場があります。
ここでは業者が形成外科に関連する治療用の器械などを展示していますが、今は美容関連の機械が多いように思います。
保健診療だけでは経営が難しくなってきたため、大学でも美容外科を標榜するところも増えてきましたし、自由診療を含めた開業を考えている先生も多いのではないかと思うからです。

今回の学会を見て感じたことがあります。
ハードは着実に進歩していますが、ソフト面が遅れているというか、軽んじられている様な気がしてならないのです。
最近の医療事故を見ていると、器械、ハード面に問題があるのではなく、ソフトに問題があることが原因のように思います。

医者の質を向上させることも重要です。知識や技術面はもちろんですが、智慧をつけ、人間として向上する事も大切です。

そのためには、単に特別講演を設けるだけでなく、人間的な向上を目指せるようにするにはどうしたらよいか、を問うセクションを作ることです。
でも、たぶんそれを作ろうと誰かが言うと、「何を今更・・・」などという先生もおられることでしょう。「そんなことは自分でやれ」と言われるかもしれません。
しかし、今の時代は一人で学ぶには難しいのだと感じます。


投稿者 横浜FCクリニック形成外科 (13:59) | PermaLink
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