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院長の日記

2003.10.06  薄いシミの方が案外手間がかかるのです

シミ治療で来られる方々で、まだかなり薄いシミの頃に来られる方が結構おられます。
シミも初期の方が取りやすいと思ってこられるのですが、私から見ればそうではないのです。案外薄いシミの方が難しかったりします。

シミ治療に使うルビーレーザーは、メラニンなど褐色の色に反応します。濃い色ならレーザー光の吸収も多いので、シミの破壊力が強力です。そのため、「かさぶた」ができますが、「かさぶた」が取れた後はきれいになっているわけです。

しかし、メラニンが少ない、薄いシミでは、ルビーレーザーの吸収光が少なくなるため、「かさぶた」にならない場合も多く、徐々に薄くなっていく場合が多いので、濃いシミの経過に比べ、はっきりしないことが多いのです。

また、一見薄いシミに見えても、メラニンが深いところにあるため薄く見えているだけで、本当はメラニンの量が多いシミ、真皮内メラノーシスの場合もあります。この場合はどうしてもレーザー治療の回数がかかります。

私はカウンセリングでしばしば「たとえ話」で説明することがあります。
上記の説明ではゴルフです。シミのメラニンの量をゴルフの距離にたとえますと、濃いシミはロングホールです。薄いシミはショートホールになります。

濃いシミはロングホールですから、ルビーレーザーの治療でいうとしっかりとパワーを与えて照射することになりますし、回数もかかります。しかし、グリーン上の旗(シミ治療でのゴール)が見えるくらいになってくると、パワーは不要です。寄せに入るのですから軽い治療になります。薄く残ったシミと発赤程度ならマイクロクリスタルピーリングがいいでしょう。

薄いシミはショートホールですから、最初から強いパワーは不要です。パワーを弱くしたレーザー治療を行ったり、マイクロクリスタルピーリングを行います。

このようなことはシミだけではなく、脱毛でも同じです。黒くて太い毛は早く脱落してくれますが、メラニンの少ない細い毛は結構しつこいものです。

投稿者 横浜FCクリニック形成外科 (14:02) | PermaLink
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