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院長の日記

2005.11.12  言葉って何?

言葉とはなんでしょう?
人同士のコミュニケーションに利用する、一定の約束性、規則性を持った単なる音、波動なのでしょうか。
「言霊」ということばがあります。
これは言葉には何らかのエネルギーがあるという事をいっていますが、いわゆる仏教で使われる念仏やマントラもこれにはいると思います。

何らかのパワーを持った言葉があるということは、分るような気がします。
しかし、言葉が伝えた相手に正確な情報として伝わっているかというと、疑問があります。
その言葉に対して持っているイメージが人によって微妙に違う場合があるからです。

ある言葉や単語を聞く前に、事前にその言葉や単語についての情報が入っているから理解できるのですが、その情報に食い違いがあれば正確には伝わらない事になります。
誤解を生じることになります。

たとえば「他力本願」という言葉は一般的には自分は何もせずに人をあてにしている事を意味します。
しかし、仏教でいう「他力本願」は、たとえ人間が1人で独力で、自力で生きていこうとしても、それはそう見えるだけであって本当は自分の力を越えた阿弥陀仏の計らいによって生かされているという考えです。
逆に世間でいう「自力」は、自分の力でやるという意味で肯定的に理解されていますが、仏教ではたとえ自力と思っていても、そうさせている仏の計らいがあるのだという所まで見つめています。
つまり、一般的な意味とは全然違っているのです。

また、「無学」という言葉があります。
これは一般的には勉強していない、智恵がないというような意味に取られますが、仏教では無学というと、「もう学ぶことがないほどのすぐれている事」を意味します。
これも全く逆の解釈になっています。

さらに、「天上天下唯我独尊」という言葉があります。
これは、お釈迦様が生まれてすぐにしゃべった言葉とされていますが、この言葉も、一般的には自分だけが偉くて、自分のことだけしか考えない独善的な人のように解釈されています。
しかし本当は、この「我」は自分と他人という対立する「我」のような自分一人のことではなく、自他を含めた「我」なので、唯我独尊の意味は「1人1人、みんな尊い」という意味になります。(?_?)

いや~、言葉って難しいですね。
言葉だけにとらわれすぎてもいけないし、いい加減でもいけません。
でも、言葉ひとつに一喜一憂せず、その時その時を生ききりましょう。(^_^)v
100%の内容が伝わらなくても、今日も地球は回っています?(^^;)
今日も長くなってしまいした。
長けりゃ良いってもんでもないのですが、くどくてすいません。

投稿者 Tdf4g (23:48) | PermaLink
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