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院長の日記

2005.12.06  顔の部分移植について

すごい治療がありました。顔の移植です。(?_?)
12月1日付のフランス週刊誌ルポワンなどによりますと、犬にかまれて唇や鼻の一部を失った38歳の女性に、脳死者から顔面の部分移植手術が、同国で11月27日に行われ、成功したそうです。

執刀した医師は、顔面の部分移植について「世界で初めて」と述べています。
執刀した医師の話では、患者の容体は良好で、移植部分にも異常はないそうです。

移植を受けたのは、5月に犬にかまれて上下の口唇や鼻の一部、あごなどを食いちぎられた女性です。
食べたり、話したりする機能が通常の治療では回復できないと外科医らが判断し、手術となりました。

ドナーは脳死状態に陥った女性で、家族の承諾を得て、皮膚や皮下組織、顔面の筋肉、血管などを採取し、患者に移植したとあります。

おそらく顕微鏡を使っての手術ですから、何時間もかかっていると思います。
皮膚、筋肉、骨、神経、血管をつなぐ複合移植手術は非常に大変です。

今回の手術について移植の専門家からは、拒絶反応や合併症の危険のほか、「顔が変わる」ことに対する患者の心理的な衝撃への懸念も予想されると書いてあります。

今回は機能障害を防ぐ目的が主ですから、外見的な事は写真もないのでよく分りませんが、まだ美容手術としては無理でしょう。
しかし、そういう時代が来てしまう可能性を思わせます。

昔、同じフランスのホラー映画で「顔のない眼」という作品がありました。
ある博士が自分の娘の顔が怪我だったか何かでひどくなったので、街で娘を誘拐して顔を移植するというような話だったと記憶しています。
子供の頃にテレビ放映され、見てしまいました。
白黒映画なのでどぎつくは感じませんでしたが、そのような話が現実に近くなるとは、すごいですね。

このような顔の部分移植については、私の個人的な意見としては、本人の顔が変わることの問題や、ドナーのご家族も顔が残るとなると、気持ちが残ってしまう可能性が大きいでしょうし、正直なところあまり肯定的には思っていません。
しかし、機能障害などの問題もあり、状況によってはこれも適応になるのでしょう。

投稿者 Tdf4g (23:44) | PermaLink
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