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院長の日記

2006.04.04  世の中の99.9%は仮説?

最近面白い本を読みました。光文社新書の「99.9%は仮説」という本です。
竹内薫さんが書いておられます。副題に「思いこみで判断しないための考え方」とあります。難しい本ではありませんが、呆気にとられるかもしれません。
ちょっとマニアックな感じもしますが、面白かったのでご紹介します。

私たち一般の人から見ると、科学者というとなんだかすごい理論を知っていてその分野のことをよく知っているという印象がありますが、竹内さんによると全然違うそうです。

竹内さんは、世の中の常識は仮説に過ぎないと言います。
たとえば飛行機が飛ぶという理論も本当は分っていないのだそうです。
医学でも、何故麻酔薬が効くのかがまだ分っていません。
BSEも本当に異常型プリオンが原因かどうかまだわかっていません。
また、地球温暖化の本当の理由もまだよく分っていないのだそうです。二酸化炭素が増えたからというのは仮説に過ぎないのだそうです。

仮説で成り立っている科学を過信することは危険だと言います。

竹内さんのいう「頭の柔らかい人」とは、常に常識を疑うクセをつけて、頭の中にある仮説の群れを意識するようになる人のことです。

また、一般の人たちは、実験とはトリビアの種?ならぬ理論の種を見つけて、そのデータから色々な理論ができていくと思っているでしょう。
しかし、本当は違うのです。たとえノーベル賞を取った科学者でもまずは仮説を立ててそれを実証するために実験を行ない、必要と思えば多少はデータを改竄することさえあるのだそうです。
自分の考えた枠組みに都合のいいように、事実を曲げているのです。
でもそれはズルをしようとしたのではなく、実験がうまくいかなかった、自分の仮説に合わなかったという理由があるのです。

その結果得た理論が、その後実験をした人によって覆ればインチキといわれ、認められれば歴史に残る功績になります。
まさに紙一重の世界です。

「真理はひとつ」というのも
、やはりひとつの仮説です。
「人の数だけ真理がある」という仮説があっても良いと思います。

「自分と同じ仮説(意見)」を持っていない人も、「ひとつの仮説(意見)」として認めることが大切かと思いました。

・・・・・せっかく桜のきれいな時期に、何考えているんだろうね。(^^;)

投稿者 Tdf4g (19:27) | PermaLink
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