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院長の日記

2006.10.10  美容外科学会で感じたこと

この連休中に横浜で日本美容外科学会が開催されていました。
いつも思うことですが、多くの新しい技術がどんどん開発されています。

誠に失礼な表現ですが、今年の学会で発表された方法も、今は珠玉混交の状態であり、どの方法も現在のところは有望視されていますが、、ここ数年の間にどんどんと追試されたり研究がすすむことで、さらに開発が進む有力な治療法と、逆に効果が芳しくなかったり、または他の優れた方法が見つかることによって廃れていく方法に分かれていくのだと思います。

たとえば、これは一つの例ですが、脂肪を減らす方法として現在では脂肪吸引が普及していますが、おそらくこれからはこれに変わる方法が広まっていくと思います。
その結果として、脂肪吸引の数は全体的に減少傾向に向かうでしょう。

ところで、業者の方と話をしている中で、ふと思ったことがあります。

私が開業してから今年の12月で丸7年になりますが、私の開業当時より今ではかなり美容専門の開業医が増加しました。
需要と供給でいうと、供給の方がかなり増えたということになります。

その理由ですが、昔は今ほどレーザーなどの医療器械が多くなかったため手術が主体であり、そのため開業しようという医師が今ほどは多くなかったからだと思います。

今では、手術をしなくてもレーザーなどの機械をいくつかそろえて、広告を出せばある程度は患者様に来てもらえるように考えている医師が増えたのだと思います。

写真にたとえれば、昔はマニュアルのカメラで露出やシャッター時間をその都度変えていきながら撮っていたのが、今ではオートフォーカスで殆ど馬鹿ちょんのようなカメラでもすばらしい写真が撮れるようになったのと似ているようです。

しかし、美容クリニックの数が多くなった結果、施術などの値段が高かったクリニックは値段を下げて競わないといけない状況もきています。

この状況は、医療機器を扱う業者側にもあるのだそうです。
確かに私が開業しようといろいろ調べていた頃は、業者の数が今と違い数が少なかったように思います。
今年の学会でも業者が集まって展示をするところがありますが、やはり数が多くなり私も聞いたことが無い会社が増えています(もっとも、これは私の勉強不足もあると思います f^_^; )。そのため、業者の方でも少しでも何とか売ろうとして、機械の値段を下げたり、いろいろなサービスを付けたりしています。

このまま供給側が発展していくと、どうなるのでしょうか。
おそらく、どのクリニックもある程度は医療機器をそろえていくから、導入している医療機器の数ではクリニック間の差があまり出なくなってくるのではないかと思います。
その結果、機械を使用した治療効果では殆ど差がなくなってしまいます。
となると、必然的に値段などにも影響してくるでしょう。

値段以外では何が影響するでしょうか。

これには他にもいろいろな要素がありますから一つには決められませんが、大きな要素の一つとしましては、その医師の技と術や治療方針、性格なども含めた「人間力」というようなソフトがあると思います。

当然、私自身もまだまだ修行中です。これにはゴールがありません。
今回の学会では、ソフトの重要性も実感させてもらいました。


投稿者 Tdf4g (19:04) | PermaLink
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