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院長の日記

2007.10.30  一夜賢者の偈から

これは、一部を以前にも書いています。

2005.11.01 希望は持つべきか、持たざるべきか

今回はまた書きたくなったのと、この偈を全文載せたいと思いましたので、「カバー曲」のごとくご紹介します。

また、少し現在の考えも追加します。

この「一夜賢者の偈」は、私が好きで唱えているものの一つです。 有名ですので知っておられる方も多いと思います。 ただ、和訳では若干細かい違いがあるかもしれません。

初期仏教の中の中部経典の131番だそうです。 以前は抄訳を言っていましたが、下記のものはおそらく完訳版と思います。

 

過ぎ去れるを追うことなかれ

未だ来たらざるを願うことなかれ

過去 そはすでに捨てられたり

未来 そはいまだいたらざるなり

されば現在するところのものを それがあるところにおいてよく観察すべし

揺らぐことなく 動ずることなく そを見極め そを実戦すべし

ただ今日まさになすべきことをなせ

たれか明日死のあるを知らんや

誠にかの死の大軍と逢わずというのはあることなし

かくのごとく よく見極めたるものは 心をこめ昼夜怠ることなく実戦せん

かくのごときを一夜賢者といい または心鎮まれるものとはいうなり

 

別に難しい言葉はありません。

言わんとすることは、今でも十分理解できます。

こういう考えが2000年以上も前にすでに考えられていたんですね。

私はこの偈にしばしば助けられています。

悟りを持続した時間の中で考えるより、瞬間瞬間の連続が結果としてつながっているということで考えていくことだと思います。

「今というその瞬間にいる」ことができれば、ほかの事は考えなくても良いということは、「悟り」も不要ということですね。

とかく、人間は昨日のことを考え、明日のことを心配し、「今」のことをまともに見つめていません。 今の社会全体が、そうさせているとも思います。

 

 こういう歌があります。

世の中は 今よりほかに なかりけり

過未(かみ)には行けず 他所(よそ)は知られず

 

新約聖書にも「明日のことを思いわずらうな 今日の事で今日は足れり」と書いてあります。

 

また、お釈迦様は「捨置記(考えるな)」と言っておられますが、難しく考える必要はないというのが本当なのでしょうね。

ただ「目の前のことに全力を尽くせ」と

投稿者 横浜FCクリニック形成外科 (12:19) | PermaLink
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