院長の日記
2007.11.14 神への挑戦
「人生は思ったとおりに進んでいくと精神世界の本には書いてあるのに、何故うまくいかないことが多いのだろう?」という疑問や、悲劇が起こったときの「この世に神さまはいないのか?」という訴えに対して、どう答えていいのかわからない時もあると思います。
パウロ・コエーリョは、「第五の山」で彼なりの、それに対する一つの答えを書いています。
この作品は、彼の著書の中でも特に宗教色が強いです。まあ、旧約聖書に出てくる預言者エリヤのストーリーですから当たり前といえば当たり前ですね。
「神」や「主」という言葉に抵抗を感じれば「仏」でも「大いなる存在」でも構わないと思います。 頭の中で置き換えて解釈してください。
今回はほとんど抜粋ですので、長いです。 あえてそうしました。
得るものがかなりありました。 またこれに関しては、いろいろと自分なりに書いていきます。
『悲劇は起こる。その理由を発見し、他人を恨み、それが無ければ自分の生活がいかに違ったかを想像することもできる。しかし、そんなことはみな大切ではない。
悲劇は起こる。だから、そのまま受け入れるのだ。そこから先は、自分の中の恐怖を脇に置いて、建て直しを始めなければならないのだ。
(中略)
時には神と争うことも必要なのだ。
人間は誰でも、その人生で悲劇に見舞われることがある。住む町の崩壊、息子の死、誤った告発、病気による体の障害などだ。
その時神は、自分の質問に答えるよう、人間に挑戦するのだ。
「なぜ、お前はそんなにも短く、苦しみに満ちた一生にしがみついているのだ?お前の苦悩の意味は何なのだ?」
(中略)
神は公正ではないと感じて、存在の意味を求める者は、自分の運命に挑戦する。 天から火が降りてくるのは、その時である。それは人を殺す火ではなく、古い壁を引き倒して真の可能性をそれぞれの人に知らせる火なのだ。
勇敢な者は、古くなったものに火をつけ、たとえ、どんなにつらくとも、神をもふくめてすべてを捨てて、前進し続けるのだ。
(中略)
神が望んでいるのは、一人ひとりの人間が、自分の人生の責任を自らの手に握ることだからだ。
主は自分の子供たちに、最高の贈り物を与えているのだ。 それは自らの行動を選択し、決定する能力である。
(中略)
心に聖なる炎を持つ男女だけが、神と対決する勇気を持っている。 そして彼らだけが、神の愛に戻る道を知っている。
なぜならば、悲劇は罰ではなくて挑戦であることを、彼らは理解しているからである。』
そして、これを悟るには、やはり絶望を抜けなければならなく、そのための時間が必要なのです。
『絶望はどうしてやってこなければならなかったのだろうか? それは、私たちがすべては自分の思うとおりになり、自分で決められると思い込んでいたからだ。そのため変化というものが受け入れられなくなっていた
(中略)
戦士は敗北を受け入れる。 彼は敗北に無関心を装うこともなければ、それを勝利に変えようとジタバタすることも無い。
敗北の苦痛は彼にとってつらいものだ。 彼は無関心に苦しみ、寂しさで絶望的になる。
それがすべて過ぎ去ったあと、彼は傷口をなめて、すべてを新しくやり始めるのだ。』
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