院長の日記
2008.02.14 「あなたの住む世界」と「私の住む世界」
「あなたと私は住む世界が違う」
よく恋愛ドラマの別れるシーンで使われそうなセリフです。
今日はこの言葉について感じてみました。 でも、別に恋愛ドラマでなくても、世界がちがうのは当たり前です。 恋人同士でなくても、家族でも、赤の他人でも(そりゃ当然だ)。
「自分が認識している世界」はあくまでも自分が「自分の今までの経験」を基にして感じているだけなのです。
言い換えれば「あなたが認識している世界」と「私が認識している世界」の違いであり、「あなたが観ている世界」と「私が観ている世界」の違いです。
話は横道に逸れますが、人生相談などで、「私なら~する」という回答をされる方がおられますが、私は個人的にそのような回答ならあまり意味がないと思っています。
どうみても、相談する人と答える人は人生を含め育った環境、性格などすべてが違うのですから、そんな答えを聞いたって、どう解釈しても参考程度です。
相談される方にとって、大きな決め手にはならないように思います。まあ、自分と違う考え方を知りたいという場合は意味があるのでしょうが、それをそのまま実行するということは少ないのではないでしょうか。新聞等の人生相談も、相談する側も「相談すること」による満足感、答える側も「良い回答ができた」という満足感で充たされているようだけ、と思うのは私だけ?
閑話休題
人間が違えば感じ方というか価値観、基準が違うわけで、その解釈を広げていけば当然「世界は違う」ことになります。
その「違う世界」同士をつなげているのが、「言葉」や「ボディランゲージ」などに代表されるコミュニケーションなのです。他にもテレパシーがあるでしょうね。当然使用できる人に限りますが。
たとえ同じ絵画を見ていても、私の見ている「赤」とあなたの見ている「赤」はひょっとしたら違うかもしれません。 おそらく違うでしょうね。
私は脳の視覚に関係する細胞も個人差があるのだろうと思っています。 だって、規格が同じコンピューターでさえも、微妙に起動のスピードが違ったりしますから。 でも、「赤」の違いを証明することはできません(と、思います)。
でも、できないならできないままで良いです。
万物が解明されるというのは、人間の驕りだと思っています。
ユングは「集合的無意識」という深層心理のレベルでの、人間間の共有している「意識」について論じましたが、現在の物質社会ではあくまでも人は違うのです。
その違いが個性です。 そのこともあらためて認識すべきですね。
ところで、私は結局何が言いたいのでしょうね。
「誰が見ても同じという、絶対の存在なんてものはない。たとえ正義の味方でも、敵役の家族からは嫌われている(と、思う)」
「人生に模範解答はない。あるのは、それぞれのただ一つの人生」
「自分の感覚を100%伝えることはできない」
「お互いが違う世界を見ているのだからこそ、なにか共通の情報を交換できるプロセスを持つべきなのだ。それが言葉であり、身振り手振りであり、表情である。」
「自分と違う世界があることも認めよう」
「深海も海だ。海上の波も海だ。見方の違いだけでどちらも存在しているのだから、否定することはできない」ことでしょうか。
ほかにも出てきそうですが、限がないので。f^_^;
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