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院長の日記

2008.03.08  アクセプタブル・エイジングって何?

アクセプタブル・エイジングとは、今までに書いていますように、私の造語です。

 

私の中にあるイメージを書きます。

 

1 まず結論から書きますが、自分の「老い」を楽しむことです。少なくとも今の自分を否定したり、逃避してはいけないと思います。そんな戸籍年齢にはこだわらないことです。

 

今の自分をまずは認めること。ここからスタートします。その結果、今の自分に満足するも良し、気になるところがあれば治そうとするも良し、そのままを容認するも良し、変わりたいと思う自分も容認するのです。

仏教では「心身一如」という言葉がありますが、まずは「身」を認めるのです。そしてそれに対応する「心」の動きも認めるのです。そうしてバランスの取れた「心身」にするのです。

 

3 だから、「いわゆるアンチ・エイジング」も肯定しています。美容手術もケミカルピーリングもシミのレーザー治療も肯定しています。「治したい」という心の願望も認め、応援するのです。ですから、「このシワを取りたい」というご希望も「このシミを取りたい」というご希望もOKです。また、「私は今のままでいいです」という方がおられても結構なのです。その時のご自身の体と気持ちを大切にしてください。

 

4 しかし、あくまでも「アンチ」ではありません加齢に対抗するわけでも、戦うわけでもないし、そもそも勝てるものではないのです。太陽が東から昇り西に沈むのを止められないように、「加齢」自体は不可避なことであると認識することが大切です。

 

5 高齢になってきますと、「老い」の向こう「死」を漠然と感じたり、恐れたりすることも、アンチ・エイジングに拍車をかけているのかもしれません。

 

6 「不老不死」を追い求めることは「現代の錬金術」と同じであると思います。少なくとも、今の医療ではまだ完成されていません。しかし、この人生を意味のあるものとするために、肉体を管理することや心を見つめることは意義のあることだと思います。

言い換えれば「不老不死」ではなく「満老満死」です。

また、造語を勝手に作ってしまいました。

これは「満ち足りた老」であり、「満ち足りた死」です。これは充実した人生をおくり、しっかりと生きた後、この人生に納得して死を迎えることです。

 

7 「北風と太陽」という童話がありますが、この童話での北風と太陽の立場から言えば、アンチ・エイジングは力ずくでコートを脱がそうとした北風でしょうか。一方、アクセプタブル・エイジングは無理矢理という考えではなく、本人が納得の上でコートを脱ぐようにさせた太陽的発想になります。

 

8 アクセプタブル・エイジングは、「今の自分」を認めた上で、さらに磨きをかけていこうという考え方です。

 

9 現実的に顔のシワ治療をされたい方も、「加齢」を精神面から考えようとする方も、すべて心の反応であると認識し、肯定します。極端に言えば、それぞれの方の「脳の反応」なのです。

 

以上、徒然なるままに書きましたが、今後は詳しく説明していきます。

投稿者 横浜FCクリニック形成外科 (13:37) | PermaLink
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