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院長の日記

2008.04.25  満点は玉虫色

人間が決める「満点」はいいかげんなものだと思っています。

何を持って「満点」というのかが曖昧なこともあるからです。

そう思ったのは、かなり古い話ですが1976年のモントリオールオリンピックで、体操のコマネチが10点を連発した時です。

私は、自分の定義からは「完全、完璧は存在しない」と思っています。

人間のすることだから、どこかにたとえ細かいことでもミスというか問題点はあるものだと思っているからです。

ただ、「限りなく満点に近い」という状態があるとも思っています。

これも私が医者として駆け出しの頃のことですが、ある先輩の先生の手術についていた時のことでした。

皮膚を縫っているときに、糸が切れたのです。

その時に先輩の先生は「くっそ~、完璧だったのに」と言ったのです。

その頃の私は「ふ~ん」と何も感じずに、そんなもんなんだなあと思っていただけなのですが、今では私なりの考えがあります。

それは、「もしもその縫合が完璧だったのなら切れなかったんじゃないの?」という考えです。

でも、完璧に近かったとは思っています。すごく上手な先生でしたから。

私は根本的に「100%という状況は無い」という考えですので、逆に言うと「どんなに低い確率のことでも、起こるときには起こる。」とも考えているのです。

そういう考え方ですので、「このホクロは1回で取れますか?」と聞かれても「必ず1回で取れるとは限りません」と言ってしまいます。

大まかな目安としての確率みたいな表現はできますが、降水確率と同じですね。

これは、誤解を招くことがあるかもしれませんが、実は私なりの誠意なのです。

(^_^;) 

投稿者 横浜FCクリニック形成外科 (11:22) | PermaLink
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