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院長の日記

2008.09.02  人牛倶忘

 自分に嫌なことが降りかかってきたときのことですが、これはどういう原因があるからと考えますか。

 

1 自分は、それだけの大変なことも乗り越えられるだけの「魂」であるから、起こるべくしてそれが起こった。

2 自分は、それだけの大変なことが起こるような身の振り方をしてきたから、その結果として起こるべくしてそれが起こった。

3 神さま仏さま、または大いなる存在は、その人その人を見て運命をきめているのではない。ランダムに災難が振り掛かってくる。だから運命は「善」とか「悪」と直接の関係はない。

4その他  自由に考えてください。 とりあえず「人牛倶忘(※)」にしておきましょう。

 

1はまさにプラスの方向を持った思考です。

何が起ころうとも「予定通り」なのです。 最近はこの手の積極的思想を書いた本が多いように思います。

次から次へとアクション・シーンが続き、それを乗り越えていくインディ・ジョーンズのようですね。

 

2は「因果応報」ともいえます。 これはどちらかというと過去のことのマイナス面を重視した考え方といえます。 非常に宗教色の濃い思想です。 だから、悔い改めろとか、今の行いを正せとか、ご先祖様を大切にしろという方向に発展していきます。

 

3は上記の関係を否定しますので、あっさりしています。 これはいわゆる禅宗の考える方向に近いのではと思います。

 

どれがいいというのではありませんが、どれが自分にとってしっくりとするでしょうか。

私自身は、この1年くらいの間でかなり考え方が変わりました。

まあ、そんなもんです。 だって諸行無常ですから。

 

※ 人牛倶忘は、「十牛図」という悟りを開くまでの十の段階を示した図集の8番目にあります。他の9枚の絵は人や牛、風景などいろいろ描いてありますが、「人牛倶忘」は 白地のバックに黒い丸が大きく描かれているだけです。シンプルな絵柄なので、ここに記載しました。興味のある方は検索するなど調べてみてください。

投稿者 横浜FCクリニック形成外科 (13:55) | PermaLink
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