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2008.11.07  健康という奇跡

病気を考える時に、地球全体または国、地域レベルで考えると理解しやすいかもしれません。

細菌やウィルスの感染はいわば外敵の侵入です。

また、癌はある地域に蔓延っているテロリストなどの人たちといえるでしょう。

実は癌などの悪性化は、私たちの体で日々起こっていますが、癌が組織として成り立つためにはある程度の数が1箇所に集まらないとできないのです。

数個のがん細胞ができたとしても、それらは巡回する白血球という警察官が倒してしまいます。

そういう意味では白血球はアメリカっぽい警察でしょうね。日本だと銃を発砲するだけで、問題になりますから。しかし、体レベルで考えるとそれだと手遅れです。

銃の発砲を極力しないようにする日本の警察のような対応は、どちらかというと免疫力低下の状態に相当します。

そのような時期が続くことによって癌が組織として機能してしまうことになります。

ある本には1ミリ立方の大きさの癌組織ができるためには7年かかることもあるそうです。

 

局所の組織の機能不全、いわば中央からの指令に対して言うことを聞かない人たちの一時的な暴走状態は、アトピーやアレルギー、自己免疫疾患です。

アレルギーは、日ごろから港や空港に出入りする者を誤認逮捕する現象といえます。

アレルギー性鼻炎の鼻水は、城や砦の戦いに例えると良いでしょう。侵入できないようにいわば水攻めをしているのです。

アレルギー性結膜炎の涙も同じです。

リューマチなどの自己免疫疾患は、日ごろの身内、仲間を誤認逮捕する現象です。

 

自律神経失調症というのは、交感神経の機能亢進といういわば「非常事態宣言」を行なった国のようなものです。

戦争や内乱が起こっている国や地域は、治安が悪くなります。

同じように治安が悪くなった状態で、悪事を働こうとする人間が増える状態が癌といえます。

また、警察が手薄になりますから、外敵が来ても対抗できません。疲れているときやストレスが強い時に、出来物や吹き出物が出やすいのはこういう理由です。

ドサクサで間違えて民間人を捕まえるのが自己免疫疾患で、間違えて外国人を捕まえるのがアレルギーです。

 

逆に、自律神経失調症ではない普通の状態は、 副交感神経が優位になった「平和宣言」の状態です。

平和な時には、警察も機能しますし、ちゃんと巡回していますので悪事をはたらこうとする者たちも身動きが取れません。だから炎症が起きないのです。それから経済などの物流も支障がありません。だから、胃腸の動きが良くなり消化吸収が速やかになり ます。

 

人間が文明を持ってからという条件付ですが、過去の歴史で地球全体の国や地域がまったく平和であったという時代があったでしょうか。

私の印象ではほとんどないと思います。

地球上のどこかで何か戦争があるのが、この日常でしょうね。

だとすると、同じことが人間一人の体の中にも起こっているとすると、ある意味では無理もないかもしれません。

逆に言えば、「健康」といえる状態は、地球全体で見れば大きな戦争や紛争がないということですから、本当に素晴らしいこと、有難いこととは思えませんか。

「健康である」ということは、それだけでいわば「奇跡」なんです。

 

投稿者 横浜FCクリニック形成外科 (13:06) | PermaLink
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