横浜FCクリニック形成外科

横浜FCクリニック形成外科院長の日記

2009.04.22  言い切ることの危うさ

たまたまですが、今朝の新聞のスポーツ欄に張本さんがイチロー選手の打撃について解説をしていました。

なんでも、グリップが動かないのが良いのだそうです。張本さんや川上さん、王さんは長距離ヒッターなのでどうしてもグリップが動くのだそうです。その点、イチロー選手は長打を狙っていないので、グリップが動かないのです。

また、スイングの始動が遅く、ピッチャーの投げた球を長く観ることができるのも特徴だそうです。

なるほど、と思いましたが、その反面、誠に失礼なこととは思いましたが、「本当なのだろうか」とも思いました。m(_ _)m

 だってご本人の弁ではないのですし、第三者ならどうだって言えるのです。 まあ、今回の場合はシンプルな理屈ですから、大きな疑問ではありませんが、外見上の現象は同じでもイチロー選手自身の意識は別のところにあるのかもしれないとは思っています。

理論的に明快な、歯切れの良い、言い切る解説は、聞いていて納得しますが、そんなに勝負事は簡単ではないというのも事実です。

 

囲碁の対局をテレビで見ていると、解説者が別の部屋で説明しています。

基本的な理論は非常にためになりますが、同じくプロの棋士である解説者でも、次の一手を予想するという場合は、外れることも多いのです。

なぜなら、プロ同士の勝負となりますと、基本どおりには当然打ちませんし、相手の目論見をはずすことをお互いにしますから、局面が非常に難しくなります。だから、プロだって予想が外れることがあります。

 

かなり前になりますが、サッカーワールドカップのフランス大会に岡田ジャパンが出場した時、日本は一勝もできずに終わりました。

その後しばらくしてから、岡田さんが当時の状況についての手記を投稿していましたが、読んでいてなるほどと思ったのは、「当時、マスメディアなど周囲からも色々な解説がされていたが、ことごとく私が通り過ぎた考えであった。それらも考えた上で決断したのだ」ということでした。

確かにそうでしょうね。一番チームのその時点での調子を見ているのですから、外野からいくら言っても案外的外れであったということはあると思います。

ただ、そのときには残念ながら結果がついてこなかったというだけなんですね。まさに「勝てば官軍、負ければ賊軍」でいう賊軍の大将になってしまったという事です。

 

私は、最近は色々な意見をまずは心の中でニュートラルな位置に置いて、いったん保留みたいな感じで留めておきながら、それから吟味するように心がけています。

だって、考えてみれば世の中、なんか嘘というか眉唾ものが多いと思いませんか。

色々なものを見つめなおすという事は、面白いですよ。

勿論、病的にはならない程度に、ですが。f^_^;

投稿者 横浜FCクリニック形成外科 (12:28) | PermaLink
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