横浜FCクリニック形成外科院長の日記
2009.09.25 あきる
子供たちは、時々「あの食べ物はもう飽きた」ということを言います。
実は、私はこの「食べ物に飽きる」という感覚をあまり感じないのです。
出されたものは何でも食べます。 ただバランスはある程度考えますが。
「飽きる」というのも、脳で起きている感情ですが、ある意味で変化を求めているんですね。
ただ、私個人は「食べ物に飽きる」ということは、まだまだ浅い感覚だと思っているのです。
勿論、栄養バランスなどは考慮しての上ですが。
「飽きる」とは、その都度の新たなる発見ができていないということなのだと思っています。
今、この場で食べることができる自分がいることに、気付いていないんです。
ちなみに、長時間遊んでいて「ゲームに飽きる」というのは一寸違います。これは脳と眼の疲れを訴えているともいえますから。
「一期一会」という言葉がありますよね。
これはたとえ毎日逢う人であっても、毎回新鮮な気持ちで対面することにもつながるのです。
今回のテーマは、あのイチロー選手の生活に対する姿勢からつながったんですね。
そういえば、自然界だって、パンダは竹だし、コアラはユーカリの葉、牛や馬は牧草を食っているんです。
他の食べ物の存在を知らないとはいえ、彼らは黙々と食べていますよ。
2009.09.19 無神論者
そういえば、先日の飲み会で、無神論者についても話題になりました。
「日本人は無神論者だというが、世界ではそういうことを言っていては通用しない」ということが言いたかったそうなのですが、どうなんですかね。
はっきりとした記憶ではありませんが、インターネットでの記事でも世界的に最近の若者の宗教離れが進んでいるということを読んだと覚えています。
ということで、早速日本人の無神論者について調べてみました。
現代の世界で、宗教や神なんてどうでもいいと考えている国民を最も多く抱えている国のトップ50というリストがあるのです。
ケンブリッジ大学のフィル・ザッカーマンが発表した「同時代的無神論または不可知論者の割合と傾向」に出ているそうです。
これによると、2004年現在の世界で無神論者たちの占める割合の大きい国のトップ5は以下のようになっています。
意外ですよ。
1 スウェーデンでは人口の85%が神を信じないそうです
2 ベトナム
3 デンマーク
4 ノルウェイ
5 日本は人口の64%から65%が無神論者だそうです
なんと日本は5位なのです。 上には上がいたんですね。
それにしても、北欧には無神論者が多いということになります。
逆にフィンランドだけ、浮いちゃっていない?
ちなみにフランスが8位で、韓国が9位、イスラエルが19位で37%の人が神を信じてないのです。
ユダヤ教の国なんですがね。 イスラエルは長年の領土をめぐる戦争をしているから、もう神頼みは通用しないと現実的に感じているのではないでしょうか。
意外なところが北朝鮮で33位、中国が36位。
アメリカは無神論者が9%の44位です。
北朝鮮や中国はもっと無神論者が多いと思っていました。
アメリカはクリスチャンが多いとは思いますが、一方では「眼には眼を」もスローガンにしてしまうような国でもありますから。
(-.-;)
結局なところ、いかなる宗教を信じようとも、その人となりを見ないとなんともいえないのではないかというのが私なりの結論ですね。
2009.09.19 仏教について
先日、高校の同窓生数人と飲み会がありました。
楽しくいろんな話題に花が咲いたのですが、その中での話です。
「世界では無神論は通用しない」とか「仏教とは?」という話になりましたが、興味ある発言が聞けました。
仏教は、ブッダが悟りを開いて作った
仏教は、ヒンズー教の神も取り入れて曼荼羅をつくっている
ここからは私の知識での意見ですが、ブッダは仏教をつくってはいません。
これはイエスとキリスト教との関係にも似ていて、没後に弟子たちがブッダの考えをまとめて広めていったのが始まりだったと思います。
ですからブッダは「仏教」という名称は知らないはずです。
それから、ヒンズー教の神も入れて曼荼羅をつくっているのは、真言宗です。
ですので厳密には正しくはないと思いました。
ブッダの考えをかなり忠実に守っているのは、初期仏教、東南アジアに広まっている仏教と思います。
その一方、日本に伝わっているいわゆる仏教といわれているのは、むしろブッダの考えを出発点として、中国で発展し日本でさらに昇華された大乗仏教です。
この大乗仏教という名称も、私自身はあまり好きではありません。
多くの人を救う乗り物(舟といわれています)となる仏教という意味ですが、対照的に扱われる小乗仏教とは、個人が修行をして悟るということを「小さい舟」になぞらえているのです。私が好きになれない理由はこの対比なんです。
日本史でむかし自分の国を「日出ずる国」と称したよりも、こっちの方が傲慢な感じがして、まして宗教なのに、という気持ちがするのです。
閑話休題
大乗仏教は、例えば浄土真宗や真言宗、日蓮宗など「宗」という名称で言われていますが、私個人は仏教とは別と考えた方が良いのではないかと思っています。
そうする方が教理の混乱を避けることができると思っています。
それぞれ教理が違いますし、本尊が違います。
浄土真宗は阿弥陀仏ですし、真言宗は大日如来、日蓮宗は南無妙法蓮華経を称え、称名を唱えます。
ですから、上記は親鸞教、空海教、日蓮教というように別の宗教だと理解した方が良いのではないかとあくまでも個人的に思っています。
ただ、ルーツがブッダにあるという共通点を持っているのです。
2009.09.17 イチロー選手とは違う臨機応変
ここで、比較するにはあまりにも「月とスッポン」状態ではありますが、逆にイチロー選手ではない自分はどうなのかと考えてみました。
まあ、私も社会人の一員ですから、それなりの仕事はしているのですが、当然すごい業績があるわけではありません。
イチロー選手には誠に申し訳ありませんが、ここでは超無理矢理の対比をしてみますね。 (^_^;)
私の場合は、仕事や生活で一本の柱なるものをイチロー選手のように具現化というか、意識はしていません。
むしろ、日々の変化に対応しようという考えを意識しています。
そういう意味ではイチロー選手の真逆ですね。
でも、おそらく社会人のほとんどの人がそうだとも思います。
勿論、昼間は仕事をするという大きなリズムはありますが、細かい点は意識をしていない方のほうが大半ではないかという意味です。
するとこの場合、「自分」と仕事や家庭、趣味などの「対象となるもの」との関係はどうなるのでしょうか。
たぶん、「自分」を「対象となるもの」に合わせていって、自分の形、やり方を少しずつ変えているのですね。
例えば「この日は飲みにいくから、ゴルフに行くから、友人と会うから、仕事は早目に切り上げよう」という感じです。
でも、これも立派な臨機応変なんですね。
臨機応変には色々な形があるのだということが、よくわかります。
どのような立場でも、自分の生き方に対しての意識を持つことが大切なんだと、イチロー選手は教えてくれているのだろうと思います。
私の中では、自分が対面する場面に応じて対応しようという意識を「意識して」持つことで、イチロー選手の爪の垢に近い効果が出ればと思っております。
夢見る野球少年には程遠いオッサンではありますが。
f^_^;
2009.09.17 イチロー選手の臨機応変
先日は、イチロー選手の快挙という明るい話題を各スポーツ紙が色々と書いていました。
色々なところで賛辞は述べられていますから、ここでは一寸へそ曲がりのような考えを書きます。
イチロー選手のすごさは、色々変化する球にバットを当ててヒットにする能力が並外れているということですが、一言でいえば「臨機応変」ですね。
その一方で、イチロー選手の生活を紹介している特集でいつも言われることが、「毎日同じリズムで同じように起きて食事をしてスタジアムに行き、同じ様に準備運動や練習をして試合に臨む」という日々の同じリズムの積み重ねです。
確か朝は奥様のカレーだそうですね。
こちらは逆に変化させていません。
おそらくイチロー選手は、何か自分の中に一本の柱を作って、それをもとにして日々の対応をさせているのでしょう。
生活や試合の中で、「対象となるもの」との関係を「自分」という柱から見ているのだと思います。
柱となる「自分」をちゃんと設定してあるから、「対象となるもの」との位置関係で最短距離となる直線を導きやすいようにしているのでしょう。
毎日、野球という予測できない状況の中で仕事をするのですから、なにか基準を作るというのは、非常にわかりやすいと思います。
ただ、イチロー選手がそうだから、万人むけというかみんながそうすれば今の状況を改善できるかというと、それは疑問ですよね。
やはり、モチベーションも大事な要素ですし、今までの積み重ねもありますから。
しかし、結果を急がないのであれば、今からでも自分の生活を見直ししようという切欠をイチロー選手が与えてくれていると思います。
2009.09.11 迷いい話
自分のやること全てに自信を持てることは良いことかと思いますが、いつもいつもそうだとは限りません。
私なんか、そうでないときも多々々々?あります。
私はどちらかというと、「自信を持つ」というより、自信からは離れてその都度やれることをやるという考えです。
医療の場合、全く同じ治療というのは存在しませんから、いつもある程度の慎重さが必要になると思います。
また、自信のあるなしにかかわらず、良かれと思って突き進むタイプというのも問題ですね。
もしそうだという人がいたら、とんでもないことになると思います。
神様でない限り、それは妄想です。
周りの者が振り回されます。 私の知っている人でそれらしい人もいましたが。
一寸自信が持てない時には、精神的に恐る恐るというか、手探りのような感じでしなければならないでしょう。
慎重さも時には必要です。
でも、そんな風にでもやっていかないといけない時は、そうしなきゃいけないんです。
時には、自分のやっているレベルに疑問を感じることも必要と思いますよ。
本当にそれでいいのか?
そういう時に、人は慎重になり、見直しをするのです。
そして今自分の置かれている立場を認識できます。
今、このネタで旬なのは、自民党さ~ん。
2009.09.09 アリから学ぶこともアリます
ある本で読んだのですが、アリの行動を研究している人が「働いているアリ」と「働いていないアリ」の比率を調べたそうです。
1割くらいが働いていないそうです。
しかし面白いのはここから。
その「働いていないアリ」を除いて、残りのアリの様子をみると、また1割くらいのアリが働かないのだそうです。
その本では、ある一定以上の数が集まれば、統計学的にもその中に「よく働くアリ」もいれば「働かないアリ」もいるもんなのだ、というようなことが書き添えられていました。
しかし、私なりにこの研究の意味を考えていると、面白いことに気付きました。
この結果を擬人化して評価してはいけないということですね。
つまり、アリにとっては「働く」も「働かない」も区別がないのじゃないかと思うのです。
それぞれが、プログラムされた行動(本能)を忠実に取ろうとするのです。
ただ、その行動の強弱はある程度はあるでしょう。
この「働かない」アリというのは、本当に「働いていない」のでしょうか。
人間ほど大脳皮質が発達していない昆虫で、「めんどくさい」という感情が発生するとは、どうも考えにくいのです。
また、自然界に無駄はないとも思っています。
あらゆる全てに必然性がある。
だからこの一見「働いていない」ように見えるアリは、ひょっとしたら「待機」しているのではないかと考えたのです。
あるグループが存在して、そのメンバー全てが行動していると、他の虫に襲撃されたり、人間に踏まれたりした時、つまり緊急時の補充がすぐにはできません。
しかし、待機しているものがいれば、すぐに対応できます。
そういうシステムをプログラムされている方が、生存しやすいと思うのです。
その集団の融通性といか弾力性ですね。
そういう意味じゃないかと考えると、やはり自然界は人間なんて想像もできないくらい深イイのではないでしょうかね。
9月になって、また下らんことを考えておりますね。f^_^;
でも、こういうことまで考えることも「脳のゆとり」と解釈すればいいですよね、って弁解を最後に。
2009.09.07 私の中の整形外科
今回、訪問診療をした自分の医師としての基盤をあらためて考えてみました。
私は大学卒後、大学の付属病院の整形げかいとしてスタートしました。その病院は、市内のほぼ真ん中、バスターミナルのすぐそばで、にぎやかな場所にありました。
また、病院の基本的な方針が臨床重視でしたから、救急医療から整形外科の範囲まで幅広い分野の勉強ができました。
その病院の整形外科は、今から考えるとかなり時代を先取りしていたと思います。
というのは、整形外科をさらに専門に細分化していたからです。
骨折などの外傷を扱うグループ、腰や首の脊椎を扱うグループ、膝や肩などの関節やスポーツ整形外科を扱うグループ、手の外科と皮膚移植を扱うグループ、リハビリテーションというように担当範囲を決めて、そのグループはその分野を専門に行なっていました。
その様な環境だったので、私は幸運にも色々な治療を観ることができました。
私は専門分野を決めなければいけないときに、皮膚移植など形成外科領域の治療に興味があったので、大学の形成外科に入局し勉強しなおしました。
このような環境のおかげで、今の自分が診療できているのだと思うと、ほんとに感謝です。
2009.09.02 訪問診療と美容医療
ホームページのトップで9月からの火曜日休診について書いてありますが、実は火曜日には訪問診療に行っていました。
訪問診療といっても、形成外科、皮膚科、美容外科的なこととは直接の関係はなく、一般的な診療です。
ある訪問看護センターから依頼を受けたのが切欠です。
特に私は整形外科をやっていましたので、それが主体になります。
一見、全く畑が違うようですが、私から見れば同じです。
私の今までの全ての経験を生かして診療を行うのですから、科目は違えど同じ方向なんです。
それで昨日、しみじみと思ったのですが医療と福祉は非営利事業ですね。
訪問診療の場合、もしも治療の効率のみを考えれば、全然悪いわけです。
一人ひとりの御宅に伺うというペースも、間での車での移動も効率は非常に悪いのです。
しかし、将来は増えていくというか、増えざるを得ないのです。それは確実なんです。
その点、美容医療はたしかに治療に使用する器械が高価なこともあり、費用面ではまだまだ難しいですが、今回政治も一新するのですから、美容医療も変わっていければと思うのですが、やっぱり難しいですね。
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