横浜FCクリニック形成外科

横浜FCクリニック形成外科院長の日記

2010.01.06  今を活きる

現在、週に一回ですが整形外科としての訪問診療を行っています。

同じ日にデイケアサービスで施設に来られているご年配の方たちと簡単な体操をしたり、話をする時間を作っています。

その時に、いつも同じ話をされる方がおられるのです。さらに言うと、私といる1時間ほどの間に3回くらいその同じ話を私にされます。つまり10分位したら、もう話をしたことを忘れているのですね。ある意味で「リピーター」なのです。(^_^;)

「先生、はだしというのは健康にいいんでしょうか?」と聞かれるので、私はいつも「いいですよ」と言います。

するとその後に、その方の生まれ育った所のことと、学校ではよく歩かされたこと、はだしで運動場を走らされたことを必ず言います。

その方はいつも目を輝かせるように聞かれるので、私もちゃんと話を聞くようにしています。

 

このことから思ったことがあります。

人間は若い頃、仕事や家事に追われている頃は「時間との戦い」と言えるかもしれません。

学校や会社では、試験や行事、面会など全てが時間で区切られており、時間が急かすように人を後ろから押しているようです。

しかし、もうご年配の方たちには、その様なことがありません。

とりあえず週に何回かはデイサービスを受けられるという程度でしょう。

もう急く事がないということは、「今、この瞬間を生きる」ことで十分になります。

私たちの精神面でのある意味で目標にしている状態になっちゃっているのです。

「今を生きる」ことで周りから感じる「苦」を感じなくてすむようになるんです。

勿論、周りの人にとっては大変な状況もあると思います。その方の分まで苦労することにもつながってしまうかもしれません。

しかし私はいつも

子供叱るな、来た道じゃ  年寄り笑うな、行く道じゃ

という言葉を元にして、私とご一緒するご縁のできたご年配の方たちの生活を少しでも「活きる」にしてあげたいと感じています。

まあ、ご年配の方たちから観れば、私の気持ちすらも私の勝手であるかもしれませんが、それで別に構わないんです。

ホント、学ぶことは多いのですよ。

投稿者 横浜FCクリニック形成外科 (09:19) | PermaLink
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