横浜FCクリニック形成外科

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診療方針(私の考え)

当院の診療方針(現在の私の考え)

このページでは、私の今の診療における現時点での考え方を書きたいと思います。

美容診療に限らず保険診療も含めて「医療」に対する私の考え方です。 

現時点(09/7/31)の考えですので、今後も改良したり、加筆する箇所が出てくると思いますが、それらは随時行っていたいと思います。 

このページは非常に長くなりましたが、ご興味のある方はお読みください。

また、表現がくどくてわかりにくいかもしれません。私の性格も原因になっていると思います。

そのため、随時訂正していきたいと思っています。 

追記:1年以上たってから見直しますとなんとわかりにくい箇所が多かったことか、あらためて反省しました。表現がわかりにくいところを訂正しました。まだまだ不備な点は多々あると思いますが、すこしでもご理解しやすくなれば幸いです。(最新改訂 2009/1/28) 

追記:内容が多いため、分割することにしました。美容医療にに関する一般的印象についての私の考えを「美容医療の印象」、ヒューマン・エラーについては「治療経過について」、蛇足として付記していた医療に関する日記については「医療関連日記」に分けました。(09/07/20)

 

当院の特徴
色々ありますが、主な特徴は以下のような感じです。 

☆院長が一人でカウンセリングから施術、術後経過のフォローまで行っています。

☆一人ひとりに合わせた診療を行うよう努めています。

☆治療内容にもよりますが、簡単な施術以外の治療は、初回のカウンセリングの時には行わないで別の日にきていただくことを原則にしています。

 

 

個人個人に合わせた診療には以下の内容があります。

 

カウンセリングに時間をかける 

施術前に医師と患者様の双方の確認が不足していますと、術後の脹れなどの術後経過に対する混乱や改善度に食い違いが生じる可能性があります。

この原因は、医師の説明不足とそれによって起こる患者様の認識不足にあると思います。

現在、当院では初診の患者様にはとりあえず30分の時間をとっています

単に時間をかければ良いというものではありませんが、できるだけ治療法方などについてご理解していただきたいという気持ちからのシステムです。もちろん、これでも十分な時間がとれていない場合もあります。しかし、2回目以降は個々の状況で適切な時間が取れるよう調節しています。

以上の理由から、当院ではインターネットからの診療予約ができるようには設定しておりません

なぜなら、個人個人によってご相談の内容が違いますし、同じ方でも、その治療内容によってその都度の必要な時間が微妙に違ってくるからです。そのため単純に機械的に予約を埋めるということができません。

 

十分に説明すると同時に患者様の話も聞く

施術を行うにあたり、必要なことは医師と患者様の信頼関係です。これを厚くするためには、カウンセリングに時間をかけることが必要と思います。

内容的には、ご希望の状態にできる手段として適応となる方法をご説明するのですが、多くの場合、治療方法は複数あります

その手段の中で、その時点で一番適切な方法を選択していくことになります。 

ですから、患者様と治療法の組み合わせはいろいろあることになります。 

極端に言えば、治療方針というのは、100人の患者様がおられれば、100種類の方針が存在するということになります

ただ、その中から選ぶといっても、当然一般の方には判断が難しいときもありますので、私がその方の症状、環境、ご予算などを参考にご提案することも行います。

 

患者様のご希望を私がイメージしやすい場合は良いのですが、ご希望が漠然としている場合は、さらに時間をかけて患者様のご希望を私が把握できるようにします。

当然ですが、私が理解できていないと、治療法を選択して説明するということができないからです。

 

時々、「もう先生にお任せします」と丸投げのごとく言われる方がおられますが、本当にそれで良いのでしょうか?

私は、人の体に針を刺したり、メスで切ったり、レーザーで皮膚を焼いたりする行為を行っているのです。

その医療行為に対して畏敬の念を持ちながら行っています。単純にその施術行為をみれば、障害と変わりません。ですから、安易には行いたくありませんし、後述しますがわずかでもリスクの発生することを行うのですから、できるだけ慎重に行ないたいと考えています。

施術を受けられる方に満足していただけるよう努めていきたいのです。

つまり、施術を受けられる方にも、その治療を行うことに対する自覚という意識をちゃんと持っていただきたいのです。

昔の医療では、「先生に任せておけばよい」という患者様も多かったと思います。また、それでもよかった時代もあったのですが、今では「やるべきことを事前に明確にしておく」ことが一般的に要求されています。 

具体的な例がある場合、例えばタレントの写真の持ってこられて、「このような目にしたい」と言われることもよいと思います。できるか否かは、その時にご説明することになりますが、少なくとも私にとっては患者様のご希望や方向性をイメージ・把握しやすいというメリットがあります。 

たとえ治療をご希望で来られても、そのご希望に対する治療自体が患者様にとっては困難である場合があります。この場合には、診療についての限界も知っていただく事もあります。これは当院における限界である場合もありますし、今の医療としての限界を越えている場合も該当します。  

 

また、形成外科、美容外科、皮膚科など直接当院で行っている診療以外の診療やカウンセリングも、ご希望があれば私のできる範囲で行っています。

美容や形成外科に関係した内容に限らず、「こんなことはどこで相談すればよいのかわからない」という場合など、なにか他科の診療に関することでも私が医師として把握できる内容であれば、私がご説明できる範囲で行います。 

そのほか「他の病院でこんな治療をしているが、治療についてよくわからない」という場合に、本来であれば主治医の先生からお聞きになることが望ましいのですが、なかなかそのようなコンタクトが取れないという方も少なくありません。そういう場合に、一般論としてのご説明であれば私が行うこともできます。 あくまでも教科書的な、一般論としてでしかご説明できませんが、その後主治医の先生と話ができた時にご理解しやすくなる足掛りになればよいと考えています。

形成外科、皮膚科、美容外科という枠内の診療のみをしていればよいという考えもあると思います。ただ、私は、いかに皮膚表面のみの治療であっても、 内容によってはその方の心身全体の影響を考える必要があると思っています。ですので、その方が気にされている問題があれば、私にできる範囲でのご説明がしたいと思っています。

 

時間的にも、内容的にも無理しない

皆様の方でも、お忙しい中でお時間を作るわけですから、なるべくなら通院の回数を減らしたいですし、短期間で早く済ませたいと思われるのも無理はないと思っています。

当然、少ない回数でできることは極力そのように行いたいと考えておりますが、ご希望の治療内容によっては、1回の施術では治療困難である場合や、方針は決まっているがよく考えてもらってから行う方が望ましい場合など、治療開始までにも時間をかけてご説明することも少なくありません。

もしも、熟慮してから開始すべき治療をあまり確認せずに、勢いの乗って一気に進めた場合は、程度や内容は様々ですが、経過において理解不足から問題が生じる可能性が高いと思います。

また、患者様の術後経過の理解・把握が十分でない場合は、術後に混乱を生じる可能性もあります。 

このような理由から、一刻を争うような状況でない限り、原則として最初のカウンセリングの時に引き続き施術を行うものは、ある程度限定させていただいております

もちろん、内容的に当日でも問題ない程度の治療であれば、行なっております

当日行える施術は、ピアス、シミ・ホクロのレーザー治療、 ソフトレーザーなど「かさぶた」のできない治療、埋没法などです。当然、これらの治療内容であっても、場合によっては別の日にさせていただくこともあります。

カウンセリングの当日ではなく、施術を別の日にした方が望ましい治療の例としては、メスを用いた切開をする手術があります。

 

治療は原則的に回数がかかる(時間がかかる)と考えていただききます

前項に関連した内容です。最近の社会的な傾向ですが、「結果を早く求める」傾向が強くなっています。

医療についても 同じような考え方が存在しています。例えばあるクリニックで、ホクロのレーザー治療を相談した時に「1回来て治療すれば、もう来なくてもよい」という事を言われたということを数人の患者様から聞きました。

このようなスピード社会というか効率を重視した現代社会に逆行するようですが、私の考えはこの考え方とは違っています。

当院では、どの治療であっても1回で治療が終わることはなく、経過に応じて対応していくという方針でいます。

例えば腫瘍の摘出など、治療自体は1回で終わっていても、その術後経過を診せていただきたいと考えています。それは医師として治療を開始したことに対する責任と思います。

術後にその経過を確認して問題ないと判定できた時点で、初めて治療が一段落すると思います。また、その術後経過を診せていただくことは、私自身の経験の積み重ねになり、その後の治療に活かすことができます。

 

また、すべての治療において、「100%こうなる」 とか「合併症は100%ない」ということはないと考えます。どんなに簡単な処置であっても、宝くじに当たるくらいの確率まで問うならば、何らかの経過上の問題が起きる可能性は否定できません。もしもそのような場合に、お診せいただければ、早期に対応することができます。これも責任の範囲内のことだと認識しております。逆に言いますと、患者様側でも、何かあれば医師に相談するということを認識していただきたいと思っています。

もっとも、いかなる場合でも必ず来なければいけないというわけではありません。治療内容によってこの条件は少し緩和させています。例えばピアスのように、大きな問題が確率的にもほとんど無い場合は、患者様ご自身にとって気になることが生じたときにお越しいただくということにしています。

大切なことは、何か気になることがありましたら、いつでもお診せいただきたいという考えです。 この考えの方向に、「回数がかかる」という場合を含めているということになります。

 

掲示板のご相談について

掲示板のご質問に対しても、すべて私がお答えしております。ゴースト・ライター?は存在しません。できるだけ早くにお答えするように心がけておりますが、休診日をはさんでいますとどうしても何日かはかかりますのでご了承ください。

それから、これは書くご質問の際にも書いていることですが、まだ患者様を拝見していない状況で回答を出しております関係上、どうしても一般的な内容になってしまいますので 、あくまでも一般的な目安とお考えください

ちなみに、掲示板でご質問された方で、ご予約の際に「先生とはもう相談済みです」という内容を言われる方が時におられます。

しかし、私の方ではまだカウンセリングを行なったという認識はしていないのです。やはりお診せいただいた時点での説明が当院における適切かつ具体的なコメントであるとご理解ください。 

以上の理由から、実際にカウンセリングにお越しいただいた時に、掲示板の内容と異なる場合も否定はできません。幸い、大幅に説明内容を変更するようなケースはまだありませんが。

 

 

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当院における治療全般について

 

 

同様の症状にみえても、治療法が違うことがある

シミ」治療で例を挙げてみます。顔に複数のシミができた場合、 その部位・濃さの程度などの違いによって、レーザー治療を行ったり、マイクロクリスタルピーリングを行ったりいろいろな場合があります。

さらに、個人差もあります。もしも、同じようなシミができたということで お二人の患者様が来られたとしましても、シミの部位や症状などにより手段が異なることはよくあります。

ホクロでも、色のある場合はロングパルス・ダイオードレーザーを使用しますが、色がほとんどないホクロの場合はCO2レーザーの適応になります。 

また、治療方針が、個人個人で異なってくる理由の一つに「環境の違い」があります。

例えばニキビ痕の治療でCO2レーザーを行えるかどうかという場合に、仕事がなくて術後の数日間は自宅にいることができるという方と、お仕事がある人(特に接客)で、お仕事が休めないという方では、当然選択肢の優先順位が違ってきます。

術後「かさぶた」ができる治療法の場合、接客のお仕事の方では部位にもよりますがすぐに治療が開始できないからです。

 

治療経過には個人差がある

上記の1で書きました「シミ」治療の場合でいいますと、例えばある方がシミ治療をされて、きれいに取れたということで、お友達をご紹介してこられることがあります。

非常にありがたく思いますが、その場合にいつももご説明していることがあります。

それは、同じように見えても全然違うシミである場合もありますので、治療法や経過も違ってくるということです。たとえ同じレーザー治療を行ったとしても、体質などの違いから経過が違う場合があります。

ちなみに、私は術後の経過に大きな影響を与えるものとして、3つ挙げられると思います。

治療方針

術者の技量

患者様の体質と理解度 

 

Ⅱの「技量」は、とりあえず現在の私の技量で治療を行うことになりますが、これは私自身が日々研鑽していくしかないと思います。激変するようなものではないからです。

Ⅲの「体質」も、これを前提に治療を進めていくことになるので、術後の障害にはなりにくいのですが、見逃していると問題なので事前に確認していくことになります。

この3つの中でⅠの「治療方針」が一番調節可能な内容です。これをしっかりと煮詰めていくにはどうしてもある程度の時間が必要です。 

 

医師にも患者様にも日々のコンディションに微妙な違いがあること

正直なところ、医師にとっては、口に出すことがタブーであるかのような内容ですが、書いておきます。
あくまでも「医師は何時いかなる時でも同じ治療において同等の高レベルの結果を出さなければならない」ということが、医師の理想的・根本的な前提であると認識した上での話です。

しかし、医師も人間ですので、コンディションに日々微妙な違いが生じることは否定できません。これが治療結果に微妙な影響を与える可能性はあると思います。

もちろん私もプロとしての自覚は持っておりますので、これを言い訳にはしたくありませんし、極力影響しないようにコントロールしております。しかし、術後の経過などに微妙に影響する可能性は、25年(2007年現在)臨床医を行っている経験からも、100%無視することも難しいと考えています。私も心身のコンディションを整えることを日々努めております。

また、医療行為は医師だけで行うものではなく、患者様が存在することではじめて成立します。そのため患者様側のコンディションも影響します。このような相対的な関係を完璧に把握することは難しいと思いますが、術前にできるだけ確認したり、施術中の細かい観察など、可及的に対応させていただいています。

中でも、特に軽視できないことがあります。それは治療当日の患者様の精神状態です。

もしも術前までは治療に対して積極的であっても、当日に「なんとなく気が乗らない」という精神状態になられる方も時のおられます。

やはり、心の底では、まだ治療に対して不安が残っていることが原因として考えられます。その場合は、あえて治療を強行するよりも、いったん中止にすることのほうが良いと考えています。

美容形成的な治療は原則的に一刻を争うようなことはないので、あわてる必要がないのがほとんどです。ですので、ご自身に納得が いってから行う事が大切と思います。また、これは術後経過にも影響する内容でもあります。


手術を行う場合の通院について

手術の場合は、抜糸がありますし、必要に応じて消毒やガーゼ交換があります。そのため術後の通院はどうしても必要になります。また、抜糸後も手術経過を診せていただきたいので、術後も診察が必ずあると思ってください。また、術後経過を診せていただくことが、治療に関するリスクの一部を回避できると同時に私自身の研鑽につながります。

原則として抜糸が終われば終了ということはありません。 

また、他県など遠方にお住まいの方で当院での手術をご希望される場合ですが、現在はご相談の上で手術を行うかどうかを決めさせていただきます。

術後の変化がいろいろ考えられるような手術の場合は、遠方の方ですとどうしても術後に診せていただくことが難しくなりますので、迅速な対応が取りにくくなります。ご了承ください。

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最後に

いろいろ書きましたが、どんなに注意深く診療を行っても、小さい誤解や勘違いなどは生じることがあると思いますし、そういう場合でも誠意を持って対応したいと考えています。

 

以上に書きました内容は、当然ながら医学部卒業後すぐに得たものではありません。私の医師としての経験27年(2009年現在) から得たものです。特に開業してから学んだことは非常に大きかったと思います。

勿論、私自身も未だにまだまだ未熟ですので、これからも学ばねばなりませんし、医療も最近の進歩は加速しています。私自身、改善していかなければならないことはたくさんあると思います。これからも、気付いたことを一つずつ改善させていきたいと思います。

こんな調子なので、生涯学ぼうと試みても、学びつくせるものではないでしょう。

 

私は子供が好きなテレビアニメ「ワンピース」を一緒に観ていますが、結構学べることがあります。このアニメの主題歌で以前に「しょうちのすけ」という歌がありました。作詞は秋元康さんです。この歌の最後の詩の部分ですが、

「遠い海ほど きっといい天国、やるだけやれば どんな水平線も ちょっと近づく」 

 

到達することだけに意味があるのではなく、その過程に意味を持ちたいと思います。 限はないと思いますが、少しずつでも進んでいきたいのです。

ダラダラと長いだけのつたない文章にもかかわらず、最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。 m(_ _)m