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美容医療について

美容医療について

美容医療との向き合い方

 

 形成外科・美容外科では、例えば二重まぶたとかフェイスリフトなどの美容にかかわる手術を扱っています。これらの手術は直接的には生命の危機が及んでいる状況で行うことはないのです。

 

ではこのような美容手術の意味はどこにあるのでしょうか。

生まれてきた体に必要もないのにメスを入れることは良くない」と考えられる方も当然おられると思います。


その考え方ももっともだと思うのです。


スピリチュアルに関する本の多くに、ほぼ共通している考え方があります。

 

あるがままでいいんだよ」という考え方です。

 

ですから、その考え方に沿ってエイジングや現在の顔も受け入れることができていればそれで問題ないのですが、ご自分の顔をあるがままに受け止めることができない方々がおられることも事実なのです。悩まれている方々がおられる以上、それを否定することはできないと思いましす。


本音で言いますと、私個人は、単に「美容目的で体にメスを入れることはよくない」という考え方ではなく、もう少し理解を深めるべきと思います。


「美容目的でメスを入れること」への批判は、「あるがまま」という理由だけでなく「世間体」、「プライド」、「ホントはやりたいけど怖い」などいろいろな観点からのコメントが含まれているように感じます。


 しばしば、「たかが、二重じゃないか」ということを言われる方もおられます。

そのような方は、生死にかかわる医療、例えばガン治療などは、非常に重要であるが、このような美容医療は不要の医療であると考えられているのかもしれません。


確かに、生死にかかわる医療は重要と思います。


しかし私は、「だから些細な悩みにかかわる医療は不要である」とは言えないと思っています。

靴の中に入ってチクチクする石なんて、すごく小さいもんです。

つまり、針先のように小さければ小さい方がかえって痛いのです。

 

美容的なことで悩まれている方の気持ちは、他の人からみれば理解できないことも多いと思います。


勿論、私自身も十分理解しているとはいえないと思っておりますが、少なくとも軽視せずに面と向かい合おうという考えを持っています。


 現時点での私の結論です。 

個人個人の悩みを考えるなら、心身のことを「身体」だけでなく「心」という両面から考えないと、悩みの真実は見えてこないと思います。

つまり「心」の側の訴えも聞かないとと公正ではないのです。 心のあり方が重要なのです。


心が例えば「二重になりたい」と思ったとしたら、まずは「なりたいと思った理由」について考えるべきなのです。

「どうして、二重になりたいのだろう?」や「どうしてそう考えたのだろう?」から始めるわけです。


そして答えが「周りがそれを可愛いといってくれるから。」であれば、それを認識することが大切です。「そんな、くだらない理由なんて・・・・」などと決して否定しないでください。


そういう気持ちがあるならそれで良いのです。

そう考えられているご自身がおられることも事実なのですから。

少なくとも「今の自分はそれを重要視している。」と分かることが、その後の人生にも参考になっていくと思います。 将来、自分を見つめる時に役立ちます。

 

美容に関する悩みをもっておられる皆様へ

 

その悩みについて何か知りたい場合は、手始めにインターネットで情報を仕入れてもいいでしょう。


ただその情報を見られるときに大切なことは、自分の状態とその情報が合致するかどうかは別であると、とりあえず認識することだと思います。


そしてそれでも気になるなら、どこかクリニックへ相談に行くとよいでしょう。


余談ですが、このクリニックによってもストーリーは全然違ってくると思います。そして選んだクリニックとの縁ができるわけです。

それを運命という人もいるでしょう。 


そして、カウンセリングを受けられて、ご自身における治療方針を聞かれたら、現状をある程度知ることができた事になります。(「ある程度」と書いているのは、その時点では、あくまでもまだ一つの見解でしかないからですが)


そのカウンセリングを聞かれた後に、もう一度どうするのか考えるのです。 


治療内容にもよりますが、直ぐその場で施術を受けるよりもいったんお家に帰られて考えた方が良いと私は考えています。その場の雰囲気から気合?でやってしまうと、後で後悔する可能性が高くなります。できれば、いったん家に帰られるなど、ワンクッション置かれることをお勧めします。


頭を冷やして、それでもやりたいというエネルギーが湧いてくる場合は、前に進まれれば良いと思います。


もちろん非常に簡単な施術であれば、その限りではありません。一度に大きな変化をもたらさないような施術であれば、むしろ「体験」という考えでトライしてみるほうが前に進みやすいかもしれません。 


もしもカウンセリングの内容が自分の思っていたこととかなりのギャップがあるようなら、いったん考え直せばいいのです。


その躊躇した理由について考えるのです。自分の予想より値段が高かったのか、術後経過が大変そうに感じたのか、医師があまりにも簡単そうに言われたからなのか、いろいろ考えてみることが重要です。

自分の「そうなりたい」という熱意、エネルギーの度合いがそこからもわかります。


そして、考えた末に納得できれば治療に進めばよいのです。


 どの段階でやめたにしろ、治療を受けたにしろ、必ず学べたことがあると思います。


自分には二重の手術が難しいと考えてやめた場合は、二重にはなれなかったわけですが、自分のまぶたの現状を知ることができました。


これはとても重要なことだと思います。 


今の社会は現実的に物質社会ですし、外観を重視する傾向があります。ですので、この人間社会で生活していくための努力、たとえば「見栄えを良くする」という行為は否定できることではありません。


ただ、単に相談をした、治療を受けたというだけではなく、そこから何かを考える、感じるということもしてほしいと思います。


美容的な施術を受けられるのなら、その「受ける」という意識を持っていることを認めるのです。

それは人生を背負うことになります。


日記にも書きました。


「たかが美容でしょ。」という方もおられると思いますが、悩まれている方にとっては、それを認識することで今世を生きていく目的がわかるヒントになるかもしれないのです。

決して侮れないと思います。

お悩みがあってご相談される方にとっても、また診療を行う医師側にとっても、美容外科はもっと心の問題を含めて考えるべきだと思うのです。